登場人物
りょうこ:ショウの取引先のOL。子供のいない人妻。
えいこ:ショウの取引先のOL。りょうこの部下で独身者。
U氏:りょうこの過去の不倫相手とされる人物。数か月前に故人となっている。
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次の日、うちの会社にえいこが来ていた。昨日の会議の続きだろうか。
今回はりょうこの姿はなく、えいこ一人で来ているようだった。
「ショウさん、りょうこ先輩とやっぱりデキてるはるの?」
えいこにランチを誘われて、なんとなく嫌な予感はしていたのだが食事中、唐突に関西弁混じりで僕にそう聞いてきた。
僕は飲みかけていたお茶を思わず吹き出しそうになった。
「会議中トイレで出て行きはったときショウさん、すかさずりょうこ先輩を追いかけましたよね。」
「!!!」
見られてた・・・、やはりあの行動はまずかった。しくじったのだ。
「あれはたまたまタイミングが重なっただけ。」
「そうなん??」
「そうです。」
「わたし、先週の金曜日にりょうこ先輩に電話したんですけど、出はれへんかったんです。いつもはだいたい電話に出はるか、スグにかけなおしてくれはるのに。」
「それがどうした。」
「先週の金曜日だけやのうて、ここんところずっとなんです。りょうこ先輩は男の人に夢中なとき、連絡つかなくなるときがありはるので。」
「そんなことで決めつけるのは変でしょ。」
「まあ、2度あることは3度あるというか。」
「2度?」
「わたしが持ってる過去のデータからして、たぶんりょうこ先輩は今めっちゃなんかにハマってはるんですわ。思い詰めてるというか。」
「そうなのか。」
確かに僕よりえいこのほうがりょこうとの付き合いは長い。
りょうこのプライベートにえいこが以前から関与していてもおかしくはない。
「ま、女のカンですけどね・・・。りょうこ先輩はわりと危険やて前にわたしショウさんに言いましたよね?」
「ああ・・・何がどう危険なの。」
「気いつけてくださいよ~。りょうこ先輩は割と重たい恋愛が好きなタイプやさかい。」(笑)
「え、」
「普通の恋愛よりも複雑な恋愛のほうが燃えはるんじゃないかな。」
「どういうこと。」
「んーと、えーっと、まあ、ちょっぴりややこしい恋のほうが燃えるっていう女子もいるんですよ。わたしは違いますけど。」(笑)
「・・・・・。」
えいこはまだまだ何か知っているようだったが、僕はそれ以上彼女に問いかけなかった。
それに必要以上の情報をえいこから聞き出すとりょうこと僕の関係を認めているようなものだ。
まあ、もうバレバレなのかもしれないが、あえてりょうことの関係を肯定も否定もせずにえいことのランチを終わらせた。
そして恐ろしいタイミングでりょうこからメールが届いた。
「水曜日の夕方なら空いてますし、主人も帰ってこないと思います。」
という内容のメールだった。
当日、僕らは都内のラブホテル街がある駅前で待ち合わせして、そのままホテルに入った。
「もう連絡来ないかと思った。」
「なんだかショウさんのことを思うと、ドキドキして・・・。」
「そうなの?」
「逢いたいって自分から言えなくて。」
「そうなんだね。すごい、こんなに濡れてる。」
「わたし、はずかしい・・・。」
「全然はずかしくないよ。」
りょうこは狂ったように声をあげて僕の身体を求め続けた。
愛撫の前からすでに濡れまくった身体は男性を挿入されることでまるで足りなかった何かを得たかのようにうねり、喜びを増していった。
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