映像もフルで公開されたことなので、THE HOPELESSについて…
この曲は儿さんが持ってきた曲なんだけど持ってきた段階でかなり完成度が高くて、シングル化はほぼ即決でしたね。
完成度が高かったからアレンジも超凝りました。
アレンジする必要があまりなかったからこそやる気も出ましたね。
特にピアノアレンジとギターに関しては弾く前に打ち込み段階で一音一音完璧に考えて構築しました。
テーマは最初のシングルってことで、この尺の中で俺の演奏を100%楽曲にシンクロさせた上で表現し、この世界を征服するのが目的でした。
ズンズンピロピロするだけのギタリストじゃないよってことを知って欲しかったので。
vineにkey変えて載せたけど、Aメロのあのフレーズは儿さんが作ったフレーズでして、俺は完コピするだけでした。
THE HOPELESSを作った段階ではまだ少ししか一緒にバンドやってない段階だったのによく俺のギターを熟知してるなぁと思いました。さすがです。
実は[S]TRIPPERの付点八分、おそらくあの曲で一番頭に残って君達の頭の中で再生されるであろうフレーズも儿さんが作ったフレーズなんですよ。
何が言いたいのかと言うと儿さんは樹より樹してるのかもしれない笑
ホープレスの話に戻るけど2回目のAメロでも同じような付点八分のクリーン弾いてるんだけど、あれはシーケンス風にしようと思ってギターっぽくないギターフレーズにしようと思って作りました。後ろで薄っすら鳴ってたらかっこいいかなと思って。
しかし、いざ作り込んでみたら気に入っちゃってミックスの時に欲が出て少し音量上げて貰いました 笑
で、その後の2回目のBメロで光線銃ね。
儿さんにあの隙間を埋めて欲しいと言われた時に『これは使うしかねぇな…』と思いました。
採用されてよかったです。
普通のバンドにあのアプローチ持って行ったら多分
『ははは面白いね。意外にマッチしてるじゃん!…で、どうするの?』
的な感じで流されることでしょう。
で、その後のセクションは完全にピアノに焦点合わせて壮大な感じにアレンジしました。
壮大過ぎて最後のサビ前に回されて、一回目はシンプルにリアレンジして、儿さんとやり取りしてお互いのこだわりがマッチした感じになりました。
もうね。一回目のピアノの終わり方数音だけの為に何度もやり取りしましたよ。。
数音だけの為にお互いのこだわりがぶつかって、基本的には俺が折れるけど、なんならギターよりも拘ってたので中々折れなかったですよ俺 笑
で、回されたラストのサビ前のピアノの上昇下降フレーズはマジで気に入ってるし、あれは逆に終わり方以外全て最初に俺が作ったままですね。
FFの壮大な世界観を意識して作りました。
ギターに関しては一回目の方は超シンプルにそのまま弾いただけなんだけど、ラストのサビ前はギターも超凝りました。
MVだとぢゅぃ~んの部分だけ俺抜かれてますよね。笑
でも俺が聞いて欲しいのはそのぢゅぃ~んっていうゴールに到達するまでの構築でして、ちょっと聞こえにくいかもしれないけど右から聞こえるギターに焦点合わせて聞いてみてください。
かなり気に入ってます。
それを踏まえてぢゅぃ~んっていうゴールを聞いて貰えれば良さが更に伝わるかと。
そこだけ抜かれるとただただ隙間を埋める為だけのぢゅぃ~んにしか聞こえないからね。
あくまでもあれはゴールね。
あとはブレイクダウンの部分か。
ブレイクダウン直前にもぢゅぃ~ん入ってるけど、あれは隙間を埋めるという意図はたしかにあるけど完全にこれしかないなと思いましたね。
それよりブレイクダウン部分のアレンジは完全に誠の神アレンジだったなと。
ちょっと面白い和音感だよね。マイナー7thのアクセントも最高にかっこいいね。
こういうの作らせるとホントセンスが出るよね。
俺はその場であんなフレーズ絶対思い付かないな。
[S]TRIPPERの時もギターソロ前のブレイクダウン部分は誠のアレンジだったんだけど、この人こういうの作らせるとマジでかっこいいなと思った。
なんていうかブレイクダウンってもう世に出尽くしてると思うんだよね。
所謂メタル系のはいはいブレイクダウンね!って感じのフレーズ。
俺もそういうのしか思い付かないタイプだからやっぱ全然違うルーツから来てるギタリストと一緒にやるのは発想も演奏も自分にないから面白いなと。
で、ダダッダッダッダぶぅ~ん↓↓からのギターソロね。
これは手癖も一切使ってないな。完全に頭で考えて作ってそれをMIDI譜に起こして完全に更にそれを限りなく完璧に近く再現する作り方。
打ち込んだギター聞かせてあげたいよ!
弾いてないのにまるで俺が弾いてるから笑
なので、もしこの曲がカラオケに入るとかそういう話になったらギターソロ部分だけは絶対俺が作った譜面を渡したいね笑
絶対音感持ってても俺以外に絶対再現出来ないよこれだけは笑
ダウン、アップ両方のアーミングとワーミー(うぃーんうぃーん↑↑の音ね)
その後のディミニッシュの速弾きもゴールに過ぎないな。
でも、元々はメタル大好きスケールカッチリ速弾きしたいタイプのギタリストなので効果的に弾けたのではないかなと満足してます!
以上THE HOPELESSの拘り解説でした!!
これ読みながら聞いてみるとまた楽しみ方が増えるのではないかと!!
明日のライブでもTHE HOPELESS聞かせられるかなぁ…(すっとぼけ)
2014.12.10(水)
新宿RUIDO K4
COMPILE RECORD PRESENTS
“CHEMICAL SYRUP VOL.20 -DEEP MORE DEEP #2-”
※オムニバス「DEEP MORE DEEP#2」先行発売(特典有)
OPEN 16:00 / START 16:30
ADV ¥3,000- / DAY ¥3,500- (D代別)
【CAST】
THE BLACK SWAN
Nihilizm
Fixer
ヴァリル
SHEDIA
LAYZis
nue
【TICKET】
1.イープラス(11/1~)
http://sort.eplus.jp/sys/T1U14P0010843P006001P002141399P0030001
2.バンド予約
3.当日券
入場順
1→2→3
【問】
新宿RUIDO K4 03-5292-5125
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