電気新聞号外
そして、8月14日19:00頃、予定通り定格出力の30% (定格89万kw×30%=26.7万kw)に到達。
原発の安全性は、東日本大震災を経験して安全対策を行ったので、以前に比べれば向上しているのは間違いない。
しかし、過酷事故の発生確率がいくら下がろうと、それはいつ起きるかと言う問題で、決してゼロにはならない。
私は福島第1原発事故を経験したので、もう二度と経験したくないし、子供たちにも経験させたくない。西日本は東日本大震災を知らず、危機感が無いと思う。日本はもう一回くらい過酷事故を経験しないとわからないのか。
高速増殖炉の核燃料サイクルは失敗しいる。ウラン燃料は地下資源で限りがあり、近い将来必ず無くなる。石油、LNG、石炭も同じ。
核融合発電の研究は進んでいるが、いつ出来るかどうか、出来るかどうかもわからない。
太陽光、風力、バイオマス、地熱等の再生可能エネルギーは、太陽がある限り利用可能。出力が安定せず使いにくいのは事実だが、全国各地に作れば何処かは利用可能なので、出力の不安定はある程度均されると思う。足りないときは、余っているときに揚水発電やバッテリーに蓄えておいたのを使えばいい。おまけに、新しい設備の導入になるので、新しい経済効果もある。
私は、原発からは、さっさと卒業すべきだと思う。
原発再稼働や使用済み核燃料の処分計画は2014年4月に閣議決定された「エネルギー基本計画」通りに進んでいる。原発に反対する政治家を国会に送り込み、エネルギー基本計画を変更させる必要があると思う。