旧製錬所「土壌及び地下水汚染防止対策」水質は平成20年3月を最後にまっ黒 黒木睦子 | がんばらない、でも諦めない

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こちらの続きです。

旧製錬所における「土壌及び地下水汚染防止対策について」の内容やモニタリングの内容が黒くて分かりません。水質は平成20年3月を最後にまっ黒です。
が公開されました。

宮崎県環境森林部長から製錬所に対し、平成20年4月25日付けで敷地内観測井戸のモニタリング調査と今後の計画を文書で提出するよう求められ、製錬所は平成20年5月16日にその対応を文書で報告しています。内容が真っ黒に塗りつぶされており、全くわかりません。

その後、平成24年5月22日と平成26年6月17日に、製錬所から宮崎県環境森林部長に「地下水モニタリング方法の変更について」という文書が提出されてます。これも真っ黒に塗りつぶされており、全くわかりません。

そして平成27年5月13日に提出された地下水モニタリング結果の分析項目からはセレンが無くなっています。

平成24年4月27日作成の「旧工場跡地地下水モニタリング結果」が公開されてます。これには、フッ素、ヒ素、セレンの分析値があり、表の下にはフッ素とヒ素の分析推移グラフがあります。フッ素とヒ素のグラフを見ると、基準値を超えている採取箇所があるのがわかります。

平成20年3月5日を最後に、これ以降黒塗りされています。なぜ黒塗りしたのでしょうか?
セレンを分析項目から外したからでしょうか?なぜセレンを外したのでしょうか?

左下に塗りつぶされた所には何があるのでしょう?
分析項目は3つで、唯一ないのがセレンのグラフ。セレンのグラフがあるのでしょうか?
黒塗りされた部分の大きさが、フッ素やヒ素のグラフより小さくなってます。
セレンの分析をやめたからそれ以降の数値が無く、グラフはあの大きさで納まっているのでしょうか?それとも、何らかのコメントが記載されているのでしょうか?

分析項目でグラフがないものがもう一つあります。pH(水素イオン濃度)です。pHは0~14で表されます。7が中性で7より小さくなればなるほど酸性が強くなり、7より大きくなれば大きくなるほどアルカリ性が強くなります。表のpHを見ると、最近になるほど上昇しているように見えます。平成27年5月13日作成の「旧工場跡地地下水モニタリング結果」では、pHも黒塗りされてます。なぜ公開できないのでしょうか?pHが上昇し続けているのでしょうか?それなら、まだ汚染源が地下に埋まっているのかもしれません。

Kさんの分析ではセレンが環境基準の3倍検出されています。Kさんが問題にしている土地造成と関係しているのでしょうか?

このままでは憶測が広がるだけです。
宮崎県や日向市、製錬所のためにも
全てを情報開示し、事実を全て明らかにして頂きたいと思います。