原子力安全・保安院 2011.3.29 地震による原子力施設への影響について | がんばらない、でも諦めない

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◎【第60報】東北地方太平洋沖地震による原子力施設への影響について(29日8時00分現在)

原子力安全・保安院から、3月11日14時46分頃に発生した東北地方太平洋沖地震による原子力施設への影響についてお知らせします。

前回からの変更点は以下のとおり。

1.原子力発電所関係
○福島第一原子力発電所
・1から3号機タービン建屋外のトレンチ(配管を布設しているトンネル状の地下構造物)の立坑に水が溜まっていることを確認。水表面の線量は、1号機が0.4mSv/h、2号機が1,000 mSv/h以上、3号機はがれきがあり測定できず(27日15:30頃)。
・3号機について、消防ポンプによる淡水の原子炉圧力容器への注入を仮設電動ポンプに切り替え(28日20:30)。
・福島第一原子力発電所の敷地内(5地点)の土壌から、平成23年3月21日及び22日に採取した試料の中に、プルトニウム238、プルトニウム239、プルトニウム240を検出(28日23時45分 東京電力発表)。検出されたプルトニウムの濃度は、過去の大気圏内核実験において国内で観測されたフォールアウト(放射性降下物)と同様、通常の環境レベルで人体に問題となるものではない。 

2.原子力安全・保安院等の対応
【3月28日】
 原子力安全・保安院は、東京電力(株)に対し、タービン建屋の屋外で確認された水に係る報告が遅れたことに対し、重要な情報については、社内の情報伝達をスムーズにするとともに、適時適切に報告が行われるように指導した。

 
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◇緊急時情報ホームページ
(過去の発表を御覧になる際、また設定変更・解除等の際は、こちらからお願い致します。)
http://kinkyu.nisa.go.jp/m/

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※このメールには返信できません。

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◎【第61報】東北地方太平洋沖地震による原子力施設への影響について(29日15時00分現在)

原子力安全・保安院から、3月11日14時46分頃に発生した東北地方太平洋沖地震による原子力施設への影響についてお知らせします。

前回からの変更点は以下のとおり。

1.原子力発電所関係
○福島第一原子力発電所
・1号機において、消防ポンプによる淡水の原子炉圧力容器への注入を仮設電動ポンプに切り替え(29日8:32)
・3号機について、コンクリートポンプ車(50t/h)による放水(淡水)開始(29日14:17)
・4号機について、中央制御室の照明復帰(29日11:50)
・3号機建屋外について、残留熱除去海水系配管のフランジを取り外した際、協力企業作業員3名が、配管に溜まった水を被ったが、水を拭き取った結果、身体への放射性物質の付着はなかった。(29日12:03)

2.原子力安全・保安院等の対応
・3月28日、官房長官から福島第一原子力発電所から半径20km圏内の立ち入り規制の継続について発言。同日、原子力災害現地対策本部から関係市町村に対して、20km圏内の避難地域への立入禁止について通知。

・原子炉等規制法第62条の3及び電気関係報告規則第3条に基づき、東北電力(株)女川原子力発電所における事故故障等(津波による2号機原子炉補機冷却水ポンプ(B)等の故障及び1号機補助ボイラー重油タンクの倒壊)についての報告を受理。(29日11:16)

 
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http://kinkyu.nisa.go.jp/m/

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