◎【第41報】東北地方太平洋沖地震による原子力施設への影響について(22日7時30分現在)
原子力安全・保安院から、3月11日14時46分頃に発生した東北地方太平洋沖地震による原子力施設への影響についてお知らせします。
前回からの変更点等は以下のとおり。
1.原子力発電所関係(福島第一原子力発電所)
【放水関係】
・使用済燃料共用プールへの注水、終了(21日10:37から15:30)。
・プール水温度は61℃程度(21日16:30)。
【原子力災害対策現地本部の指示】
・飲食物への指示を、21日に下記のア、イについて当分の間、出荷を控えるよう、関係事業者等に要請することの指示を福島県、茨城県、栃木県及び群馬県の各知事宛に発出。
ア 福島県、茨城県、栃木県及び群馬県において産出されたホウレンソウ及びカキナ
イ 福島県において産出された原乳
・屋内退避圏内での暖房器具の使用に係る喚気についての指示を、21日16:45に一酸化炭素中毒等の防止の観点及び被ばく低減の観点から、屋内において喚気を必要とする暖房器具を使用する場合の対応について屋内退避圏内の住民に周知する旨の指示を福島県知事及び市町村長(いわき市、田村市、南相馬市、広野町、川内村、浪江町、葛尾村、飯館村)宛に発出。
2.福島第一原子力発電所における海水サンプリング分析について
・東京電力は、3月21日の14時30分に、福島第一原子力発電所1から4号機放水口から南約100mの海岸線から海水を採取して核種分析を実施。
・その結果、コバルト、放射性よう素、セシウムの核種が検出された旨、21日21時40分に報告がありました。
・検出された核種のうち、「線量告示における周辺区域外の排液中の濃度基準」を超えたのは、よう素131、セシウム134、セシウム137。
・測定結果によれば、濃度基準は超えているものの、現状、20km圏内においては避難措置をとっているところであり、当該海洋域の現在の利用状況にかんがみ、直ちに人体の健康への問題とはならないと考えられます。
・本調査結果については、現在、原子力安全委員会の評価を求めているところ。なお、現時点では、調査ポイントは1か所のみであり、適切な評価を下すには至らない可能性もあるため、本日、文部科学省が海洋モニタリング調査を開始することとなっているほか、東京電力においても引き続き調査を実施する予定です。
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http://kinkyu.nisa.go.jp/m/
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◎【第42報】東北地方太平洋沖地震による原子力施設への影響について(22日12時30分現在)
前回からの変更点は以下のとおり。
原子力発電所関係
○福島第一原子力発電所
【発煙関係】
・21日18:22に発生した白煙は、ほとんど見えない程度に減少(22日7:11現在)
・21日15:55頃発生した灰色がかった煙は、白みがかった煙に変化し終息に向かっていると思われる(22日7:11現在)
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◎【第43報】東北地方太平洋沖地震による原子力施設への影響について(22日18時00分現在)
原子力安全・保安院から、3月11日14時46分頃に発生した東北地方太平洋沖地震による原子力施設への影響についてお知らせします。
前回からの変更点は以下のとおり。
原子力発電所関係
○福島第一原子力発電所
【注水・放水関係】
・2号機について、使用済燃料プールに海水を18トン注入(22日16:07から17:01)
・3号機について、東京消防庁ハイパーレスキュー隊が放水(22日15:10から15:59)
・4号機について、コンクリートポンプ車(50t/h)による放水開始(放水時間は3時間の予定)(22日17:17)
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