[らでぃ] 原発の放射能もれとX線による被曝との比較について : Q&A
「らでぃ」は中学校の理科で、平成24年度から始まる放射線教育の教師向けホームページです。
回答は出ないだろうなと思いながら、極端な場合について質問してみたところ、予想外に回答が出てきました。
年間20mSv以下の被曝であれば、余裕をもって人体影響が問題になることはない、という見解です。
一方、日本原子力学会(http://www.aesj.or.jp/ )「東日本大震災における原子力災害に関する情報」の中の、「被曝による健康への影響と放射線防護基準の考え方(2011/4/14)」、(4/25に改訂されてます)によると、発がんの確率は生活習慣の違いによる誤差範囲に埋もれてしまう程度と書かれていますが、確実にリスクは増加します。
それと、この中に公衆の被爆限度は年間1mSvと書かれています。また、非常状態での待避参考レベルは1~20mSvと書かれており、放射線が高い福島県福島市や郡山市は避難参考レベルに該当するのではないでしょうか。また、健康状態に問題のある人、乳幼児、妊婦などに対しては特別な配慮が必要とも書かれています。
私が住んでいる いわき市は比較的放射線が低く0.3μSv×24×365日=2.6mSv/年です。一年中屋外で生活することはないので今のところ大丈夫そうです。
放射線が高い福島市や郡山市など福島県中通りの小中学生や妊婦さんは、可能であれば避難された方がよいと思います。