明日、3月14日から輪番停電が実施されると報道がありました。
電力が足りないなら西日本から持ってくればいいじゃないかと思われるかもしれませんが、西日本の電源周波数が60Hzに対し東日本は50Hzなので直接繋いで電力供給できません。
西日本から東日本に送電するには、周波数変換所を通す必要があり、せいぜい数十万kwしか送ることができません。また、北海道から本州に送電する系統も一度直流に変換しているので数十万kwしか容量がありません。
もし、使用電力が供給電力を超過すると、家庭のブレーカーが落ちるように東京電力・東北電力の発電機が過負荷になり連鎖的に自動停止し、最悪の場合、東日本全体が停電する可能性もあります。
このため、輪番停電を実施します。輪番停電したとしても、消費電力の減少が考えていたよりも少なければ、予定外の地域も予告なしに強制的に電力供給をストップするでしょう。
東日本に住んでいる人は、いつ停電になってもいいように準備しておきましょう。