予算1,000億円で実証機のテストを行っています。確かテスト終了後は解体すると言ってたと思います。
ふくしま環境エネルギーフェアに出展してたので、担当者に聞いてみました。
そしたら、解体するのはもったいないので、排ガスから二酸化炭素を分離して液化するテストプラントを作り、最近閉鎖された福島県沖ガス田に注入してみようかという話になっているそうです。
でも、二酸化炭素を分離・液化するにも電力を使います。
油田では、二酸化炭素を分離・液化して注入すると、圧力で押されて地中から出てくる油が増えるそうです。
そういう使い方をするのなら意味があるけど、ただ分離して埋めるだけでは、せっかく発電効率を上げて二酸化炭素排出量あたりの発電出力を上げたのに、二酸化炭素の分離・液化に電力を使うのは、発電技術者にとって悲しいと言ってました。
また、国家プロジェクトでの技術開発で、国が新しい産業を作ろうとしているので仕方ないとも言ってました。