気候変動に関する福田総理の発表について | がんばらない、でも諦めない

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主にエネルギー、廃棄物問題について書いてます。
ブログやツイートは予告なく訂正・削除する場合があります。引用されたものが私のブログやツイートと異なっている場合、このブログの内容を正とします(2015/08/27)

我々G8は、2050年までに世界全体の温暖化ガス排出量を少なくとも50%削減するとの目標を、世界全体の目標として採用することを求めるとの認識で一致しました。(北海道洞爺湖サミットホームページhttp://www.g8summit.go.jp/doc/le_080708.html )と発表されました。


50%削減目標が決まったわけではありませんが、京都議定書のマイナス6%を目標にしながら6.2%増加(チームマイナス6%ホームページhttp://www.team-6.jp/about/kyoto_protocol/6percent.html )している日本が、実際どのようにして50%も削減するのだろう。便利になった世の中、エネルギー使用量を減らして昔の生活には戻れないし、省エネにも限界があります。


燃料電池は水しか排出しないと宣伝していますが、燃料の水素はどうやって作るのでしょうか。


水を電気分解すれば水素を作れますが、その電気はどうやって作るのでしょうか。


風力や太陽電池、バイオマスエネルギーなど自然エネルギーを使う話が出ていますが、自然エネルギーは密度が低く、国の補助金がなければ経済的に成り立ちません。


原子力発電が一番現実的だと思いますが、反対する人が多くいます。また、原子力発電に使用するウラン235だって、可採年数は85年程度しかありません。


高速増殖炉を使った核燃料サイクルができれば核燃料の寿命は大幅に延びますが、もんじゅのナトリウム漏れ事故でほとんど進んでいません。


地球環境を守るには、人間がいなくなるしかないのでしょうか。