善と悪が存在するように見えている世界はあなたの心が相反するものを受け入れいることを象徴している。

 

あなたは誤ったものと真実なるものの両方を受け入れておりしかもそれらを区別することができてはいない。

 

あなたにそれができていれば勧善懲悪の世界を見ることは不可能である。

 

光と闇が和解することは不可能なことである。

 

両者が共存することが不可能なことはあなたにも理解できることではないだろうか。

 

しかしあなたは両方共に望むことによってそれらを同じものと考えている。

 

真っ向から対立する二つのゴールを探求することは可能であり見つけることはするがそれぞれを認識しないことになるだろう。

 

和解不可能なものを和解させようとする試みは葛藤以外のなにを生み出すことができるだろう。

 

無意味なゴールは達成されることはない。

 

あなたの周囲を自身が好むもので調整したところであなたの心が永遠に安らぐことができるだろうか。

 

問題のないところで問題を解決しようとする試みは達成できないゴールを追い求めることのなんだろうか。

 

分裂を維持することを今も望んでいることのなんだろうか。

 

想念はそれを思考する心の中にあり内から外へと延長していくが想念がその心から分離することはない。

 

あなたのアイデアをあなたが他者に与えてもアイデアはあなたの元を去ることはないはずである。

 

あなたのアイデアを他者が使用することであなたのアイデアがあなたから剥奪されることもない。

 

あなたから奪うことができる誰が世界に存在できるだろうか。

 

想念はそれを思考する心に結果をもたらすこととなるのであなたから奪うことができる者はあなた自身だけである。

 

送り手と受け手は同一であるがあなたはそのように考えてはいないはずである。

 

あなたの願望から切り離された世界は存在していない。

 

あなたは自身が望んでいると信じているものだけを見るのである。

 

しかしあなたは自身が望んでいないものを見ていると言うかもしれないがそれをあなたが望むからこそ見ているのである。

 

相容れないものをあなたが受け入れていることを証ししているのではないだろうか。

 

あなたは自身の心が両立不可能な感情を受け入れていることに気づいているだろうか。

 

愛ある想念も狂気に満ちた想念もあなたの心の中にあるのだがこの完全に相反する想念を同時に抱くことの内的葛藤は耐え難いものではないだろうか。

 

だからあなたは自身にとって敵対するものを投げ捨てることにしたのである。

 

だからこそ世界はあなたの敵となっているのである。

 

あなたには2つの感情があるだけである。

 

ひとつはあなたに与えられているものでありもう一方はそれを否定することによりあなたが作り出したものである。

 

「愛」と「恐れ」の2つの感情があなたが選択できる選択肢である。

 

実在するものと実在しないもの即ち真理と虚偽の選択だけがあなたが下す必要がある決断である。

 

2つの世界を同時に見ることは誰にもできない。

 

決して交わることのない世界を誰が同時に見ることができるだろうか。

 

一方の世界を求めることはもう一方の世界を消し去ってしまう。

 

あなたが選択する世界はあなたにとって価値があり実在して欲しいと望むもののはずである。

 

自身にとって無価値なものを選択する者はいない。

 

ひとつしか残らないのである。

 

既にあなたにはひとつの世界が見えているはずである。

 

ということはあなたは自身が価値ありと信じている世界を選択しているということである。

 

対極をなすもう一方の世界はあなたの自覚から消滅した状態となっている。

 

選択肢のもう一方が見えなくなっているので選択し直すことができるとは考えられない。

 

しかし世界は相反するもので構成されているのだからあなたには今見えている世界と対極にある世界を見る選択をすることができるのではないだろうか。

 

そして世界はあなたの思考を反映するだけなのだからあなたに見えている世界はあなたが世界をどのように見たいと考えているかを表している。

 

ひとつの感情からはひとつの世界だけが見える。

 

光の世界の一部が闇で構成されていることはありえない。

 

全てがひとつのものとしてあなたにもたらされるのである。

 

あなたはいつまで自分自身を恐れさせることを選ぶのだろうか。

 

あなたに見えている世界を正直になって見渡してみよう。

 

その世界であなたが無防備でいることなどできるだろうか。

 

逆にあなたを恐れさせるものは簡単に見つかるのではないだろうか。

 

永続する安らぎのない世界で平安は見つからない。

 

その実で彼らを見分けることができるとあなたは教えられた。

 

実とは結果であり彼らとは原因である。

 

世界とは実であり彼らとは心である。

 

あなたは完全な愛で満ちた心か恐れに満ちた心のどちらか一方を選択するのである。

 

愛に溢れた心が価値ありと思う世界はどのような世界だろうか。

 

あなたが何の不満も抱くことができない世界はどのような世界だろうか。

 

あなたを含めた全ての生命あるものが幸せである世界とはどのような世界だろうか。

 

誰も何も失わずただ得るだけの世界とはどのような世界だろうか。

 

あなたにとって愛に満ちた世界と狂気に満ちた世界のどちらに価値があるのだろうか。

 

愛の中に恐れはなく恐れの中に愛はない。

 

ここに妥協はない。

 

あなたがこの事に気づいている時に難しい選択があるだろうか。

 

心の平安はあなたの内側から訪れるのでありあなたの外側から訪れることはないのである。

 

結果は原因にはなれない。

 

あなたはあなた自身を作り出さなかった。

 

あなたは今も神が創造したままのあなたである。

 

あなたの心は神の心の中にあり神の心はあなたの心の中にある。

 

愛する我が子が苦痛に苛まれ涙を流し死んでいくだけの世界を神が創造するだろうか。

 

それならばあなたは世界を見るための二つの選択ができるだけであり世界をどの様に見るかの責任があるだけである。

 

あなたは世界を正しく見る決断を下すことができる。

 

あなたが愛だけを望む時に愛以外の何をあなたが見ることができるだろうか。

 

世界の平安もあなたの平安もあなたの外側から訪れるのでなくあなたの内側から訪れる。

 

幸せになるために苦しむ必要はないのである。

 

苦しむことであがなう必要があるものなどあなたにはないのである。

 

あなたにとって実在して欲しいと望む王国を選びなさい。

 

天国も地獄も全的にあなたの元に訪れるということを覚えておこう。

 

誰しもひとりで天国に入れることはなくひとりで地獄にいることはできないからである。

 

聖なる神の子であるあなたの心に常しえの平安がありますように。

 

愛と感謝そして祝福をこめて。

 

発芽*レイキアカデミー認定レイキティーチャー谷端 光博