料理 | カルミン

カルミン

独り言です。

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小さい頃から料理やお菓子の本を見るのが好きで、学校の図書室では料理名やお菓子の名前が付いた本ばかり借りていた。

買ってもらう本も殆ど料理やお菓子の本。


この本で小学生の時にコロッケやコーンスープを作ったりしていた。
今もコーンスープはこの本のとおりに作っている。

お菓子の本はお菓子のバックに写りこむ緑の風景が美しく、添えられた食器も憧れだった。

とにかく食べるのも、作るのも、写真も全て好きで暇さえあればその類の本を読んでいた。

働くまではオーブンが家になかったのでお菓子作りは出来なかったが、料理はそこそこ作れていた。

大場久美子の「クーミンのないしょの食卓」。



大場久美子が大好きだったので、この本が出版された時すぐさま買って読みふけった。
この時初めて「サウザンアイランドドレッシング」というものがあることも知った。(田舎者なので)
この人も案外こだわる人で、ベースのマヨネーズとケチャップにいろんな材料を混ぜていた。
本が手元に無いので忘れたが、田舎では手に入らない材料もあったかもしれない。
それでもなんとか美味しい味に仕上がり、
「こんな美味しいドレッシングがあったんだ」と驚いた。

次から次へと料理本を買い、作ってみる。
それが楽しくて仕方なかった。
もちろん漫画も好きなので料理の漫画もたくさん買った。
「包丁人味平」「クッキングパパ」「ミスター味っ子」はハマったし、高橋亮子の漫画にもスフレやババロアと、あの頃ではなかなか口に出来ないお菓子が出てきて
「スフレって何?」
「ババロア作ってみたいけど型がないよな~」

もちろん型がなくてもババロアくらいは作れたが、その頃から出来上がりにもこだわりがあった私は作る気にならなかった。
フルーチェのパッケージにあるようなおしゃれなグラスもなかったので本当にお菓子作りは憧れだった。


その後こだわり過ぎてダックワーズのシャブロンまで手作りする事になるのだが、その型で作ると側面がべたつく為またそこから試行錯誤してようやく丸く絞るだけでカッコがつく事を知る。


これが最終形態。←最終形態は変?

エビチリは普通ケチャップを使うが、周富徳の料理本を買ったらトマトピューレを使っていて、それを試したらピューレの方が味がよく、こだわる私はしばらくピューレで作っていた。
が、ピューレは使い道があまりなく、開封すると日持ちもしないので悩みどころだった。

そんなふうにこだわりの塊のような私だが、病気になってからお菓子も料理も作るのが面倒になり手のこんだものを作らなくなった。
主婦なので日々の食事は作るが「作りたい」という気持ちがあまりなくなってしまった。
お菓子は特に必要なわけではないので一切作らない。アホのように作っては写真を撮っていた日々は何だったのかと思うほど。

何年もそんな感じだったのだが、ここ1ヶ月フワフワ状態でご飯も美味しくなく変な食感で食の楽しみを失っていた私に起こった新たな症状は料理の本を見るという事だった。

以前悪阻で10ヶ月メシマズだった時、狂ったように「美味しんぼ」を読みあさっていた時と同じ症状が出た。
「美味しんぼ」はもう売ってしまっていたので、今回は「キッチンの達人」。



「クッキングパパ」も売ってしまったのだが、「クッキングパパのクッキングブック」は持っていたので、それも読んでいる。

「クッキングパパ」のさつま揚げもよく作っていた。売っているさつま揚げとは味も食感も全く違い、とにかく美味しい。



そこに使われる砂糖は黒砂糖なんだが、もちろん普通の白砂糖でも作れる。
しかし「黒砂糖がうまい!」と書かれると、こだわる私は黒砂糖で作りたくなってしまう。
作ってみて「風味が違うな」となれば、もう譲れない。
せっかく手間ひまかけて作るならベストを目指したいのだ。食に関しては。

今日「キッチンの達人」の6巻(6巻は神巻)に載っているスパイシーチキンカレーを作ろうと思い、その材料を買いに行くついでにさつま揚げの材料も買った。
黒砂糖も。
滅多に使わない黒砂糖だが、さつま揚げだけの為に買う。アホの極みだが美味しいものを食べたいのだ。

チキンカレーの材料でもこだわりがあった。
チキンスープの素を使うんだが、ヨークベニマルにはそれが置いてなかった。



最悪普通のコンソメでも大丈夫だとは思ったが、以前チキンスープとビーフベースの普通のコンソメを食べ比べして、チキンの方がマイルドだった事を知っているので、なるべくチキンを使いたい。
料理の事を何も知らない旦那を騙し、チキンスープの素にこだわり、他のスーパーに連れて行ってもらった。
これが下手に料理が出来る旦那なら、「ビーフで我慢しろ」と言われるところだが、旦那はインスタントラーメンとカップラーメンしか作れない男なので助かった。

チキンカレーを作っていたら息子が帰って来て
「は?何お前『二段熟カレー』じゃねえの?めっちゃテンション上がるんですけど」
「失敗したら許さねえ」
と、期待されまくり。


出来上がり。ご飯のよそい方にはこだわりはないので雑。しかし米はササニシキ。

「辛いけど美味いね!」
「毎回これにしろ」
大変評判が良かった。

私も食べてみた。
美味しいのは分かるが食感は相変わらずグニャグニャだった。
それでも普通のカレーより食べられた。

食べ終わり、後片付けとなると途端にやる気をなくす。
特にカレーは脂がなかなか落ちない。
「あ~めんどくせえな」
と言いながら洗い物をし、いざカレー鍋に取り掛かったら意外にもサラッと落ちた。
「ルー使うより洗うの楽かも」
また新たな発見をした。
次もこのカレーにするかもしれない。