週末パスの不思議体験 | 東京ぷらぷら歩き

東京ぷらぷら歩き

2017年4月に北京から東京に帰国。今日も東京をぷらぷら歩いてます。

今回の長野旅行で不思議なことがありました。
細かい話で恐縮ですが、チケットの話。

今回、我々が使ったのはJR東日本の週末パス
週末2日間、JR東日本の特定エリア内は乗り放題(普通列車のみ)というパス。

2日間で8800円。


で、手元にあるこちら。


南木曽駅で松本行きの電車に乗る時に取った整理券。

なぜまだ手元にあるかというと、精算していないから。大きな声では言えませんが。

パスが使えるのはJR東日本のエリア内ということで、塩尻という駅がJR東日本とJR東海の境目なんですね。

図にするとこんな感じ。

(↑一昨日の夜のテレカン中に、聞き流しながらExcelで作った図)

話が前後するのですが、初日、東京→塩尻に行き、そこで奈良井への電車に乗り換えたのですが、塩尻→奈良井はパスでカバーされないため、切符を買わなくてはならないはず。

なので、奈良井で精算するわけですが、駅には精算機がなく、ワンマン運転のため、降りる時に車掌さんに切符を見せたり精算したりしてから降りるという、バスのような精算システム。
(車掌さんが1人しかいないため、乗っている最中に車内で精算することができない)

そのため、駅で停車したら乗車と下車のための2つのドアしか開かず、下車する人は車掌さんがいる先頭列車の1番前のドアまで行かなくてはいけません。

そこで車掌さんにパスを見せたわけですが。
「ハイ」とスルーされました。

「えっ精算しなくていいの?」
と思ったのですが、後ろに降りる人々が並んでいたため、???と思いながら流されて下車。
ここで、塩尻→奈良井の420円を精算できず。(上図の赤字)

まぁ、ラッキーとも言えるのですが、その後さらに不思議なことが。

その後、奈良井→南木曽は予定通り切符を買って乗車。
南木曽からバスで妻籠宿に行き、また南木曽に帰って来て、今度は松本行きの電車に乗るわけですが。

南木曽駅に着いたのが16:15くらいで、切符を売る窓口はすでに閉まっていました。
券売機がなく、切符は窓口で買うしかないため、駅にいた職員の方に聞いたところ、乗る時に整理券を取り、降りる時に車掌さんに渡して精算して下さい、と。 

なるほどね、と思って、松本行きの電車に乗る時に、上の写真の整理券を取ったわけです。
電車は南木曽→塩尻→松本のルートで走るため、松本に着いたら南木曽→塩尻を精算する、はずでした。

が。

最初はワンマン運転でしたが、塩尻でワンマンが終わったのです。

つまり、松本駅では全てのドアが開き、乗客は降りた駅で精算するため、車掌さんは精算しない。
そして、松本駅はパスのエリア内のため、我々は精算せずとも自動改札機にパスを通したら出れる。

…つまり、南木曽→塩尻の1340円(上図の赤字)は精算しなくてもいい。(←よくはない)

たぶん正解は、
「松本で窓口に行き、パスと整理券を見せて、南木曽→塩尻を精算する」
だと思うのですが、実際にそれをやる人はいないでしょう。だって精算しなくても出れるんだもの。

最初の塩尻→奈良井がなぜ精算しなくてもよかったのかは未だによく分からず。 

週末パスでJR東日本とJR東海をまたいで移動すると起こり得る、レアな不思議体験でした。