ども!ご無沙汰しとります!
ウッチマンです。
巷では「~ウイルス」が猛威をふるっておりますが、皆さんどうぞお気をつけくださいね。
さて、本日はTHE BAUM&NIGHT OWL関連のブログではありませんが、ご了承くださいませ。m(__)m
2月9日の日曜日に、私ウッチマン、個人的なレコーディングを行ってまいりました!
今回は俺の永遠のライバルであり、盟友であり、同志である新潟三条が誇るロックンローラー「市川淳之介」とのコラボ作品。
発表&発売まで楽しみにしてほしいので、ネタバレ的なことは避けたいのだが、天才エンジニアのYawn of sleepy氏から送られてきた出来たてほやほやのレコーディング音源を聴いていると、興奮せずにはいられない今日このごろであり、この日記を綴っているのであります。
↑レコーディング当日事務所にて
この話が決まったのは2019年の7月。
新潟三条のライブハウス「ロケットピンク」の周年祭に「THE BAUM」も呼んで頂き、ライブ出演したのがきっかけだったのだが、俺と市川淳之介の出会いはもっと前だ。
時は遡ること、今から16年前。
2004年に東京のバンドを引き連れて、新潟中越地震チャリティライブをロケットピンクでやらせてもらったのが、「市川淳之介」との出会いだった。
当時は俺はまだ「バンキンガール」になる直前の「no_NAME」という3ピースバンド。
市川淳之介は「カマキリ団」という3ピースのバンドだった。
ちなみにFLOWERMOUNTAIN(嫁)とちゃびんさんも「EARTH BOUND」というバンドでそのチャリティーライブに参加したのだよ。
だからほんと長い付き合いなのだよ。うん。
で、その当時の俺と市川淳之介は同い年で共に「ド金髪」でそして「3ピースバンドのメインボーカル」ってんなら、もう出会った瞬間に意気投合するやん。
それからというもの、イベントがあるたびに、新潟に呼んでもらったり、東京に来てもらったりと、交流を深めていったわけだ。
それからいろいろあって、俺が2011年に「バンキンガール」というバンドの活動を止めてから、約5年間全く音楽に触れずに時は流れていったのだが、その間、ちょくちょく連絡をくれてはSTUDIOに来ないかと声をかけ続けてくれたのがICE CREAM STUDIOのYawn氏。
Yawn氏とも18年くらいの付き合いになるのかな。彼もバンドをやっていて一緒にイベントをやったり、一時期は一緒に住んでいたりもした。
Yawn氏のお誘いの元、2016年に初めて彼のSTUDIOに遊びにいったのが、音楽を再開するきっかけとなったのだ。
その日の夜にレコーディングした4曲。まったく何も準備せずに、その日に曲を作ってすぐに録音するスタイル。
この即興的作品である、「夜がはじまる」という名の4曲入のアルバムは、すぐさま配信され、そして俺の中にあった音楽に対する何かが解き放たれた。開放され自由になった貴重な夜だった。
(↑「夜がはじまる」2016年リリース)
確かに、音楽的にはいろいろな意見もあると思う。技術や理論的なアプローチから言えば、とてもとても俺なんか紙くずみたいなもんだ。
練習も足りないし、ギターも下手くそ。歌も中途半端。専門家の方に聴いてもらったらまったくお話にならない作品かもしれない。
でもね。大切なことはそこじゃないと俺は思っている。
Yawn氏の天才的なミックスにもかなり助けられておりますが、とにかく好きな作品なんだよ。自分でいうのもなんだけどね。でも自分で好きじゃなきゃ出せないよね。
音楽って、かなり極論になるかもだけど「良い悪い」ではなく「好きか嫌いか」だとおもう。
好きなら聴けばいいし、嫌いなら聴かなきゃいい。それにつきると思うのだよ。
で、話を戻すと、その作品(夜がはじまる)がきっかけで、新潟の劇団「ハンニャーズ」の主宰であり舞台の脚本演出を手掛ける中嶋さんに楽曲を舞台作品に使用してもらったりと、再び新潟でも音楽をさせてもらえる機会が増え、その度に「市川淳之介」には本当にお世話になりっぱなしだった。お客さんをたくさん呼んでくれて、楽しいライブをさせてもらって…。
で、何か出来ないかなって思って、今回のレコーディングを提案したのが、俺の嫁さんFLOWERMOUNTAIN。ここで登場!
THE BAUMのメインボーカルのFLOWERMOUNTAIN(嫁)も実は音楽再開のきっかけになったのが、ICE CREAM STUDIOでのレコーディングだったんだけど(俺よりも1週間前にやった)、そのお話は俺がここで述べることではないので、ちょっと置いといて…。
(↑2016年リリース「その手に問うわ」FLOWERMOUNTAIN)
本当に不思議なSTUDIOなんだ。「ICE CREAM STUDIO」は。大人の秘密基地というか、なんというか。
倉庫を改造して作られたSTUDIOは、倉庫内のプレハブの屋上部にレコーディンブースがあり、そこまでハシゴでのぼらないといけない。
で、屋上部分に上がると、そこはもうYawnワールド。普通のSTUDIOでは味わえない、うまく言えないが、「何かが生まれる」感がハンパないのだ。
そして、必ずYawn氏はレコーディング中は、
「いいじゃないっすか~。」
「いいっすね。」
「今のもらっときました~!」
「いけます!いけますよ~!」
と、背中を押してくれる言葉しか発しないのだ。
基本、必ず褒めてくれるし、なぜか一発で上手くいくのだ。ワンテイクってやつね。
で、レコーディングして帰ると、必ず自分の中の何かが「解放・開放」されるのだ。とても清々しい気持ちで、必ず「また歌いたい、作りたい」という気持ちになる。
すなわちこれが「ICE CREAM STUDIO MAGIC」なんだな。
そんな素敵な空間を是非とも「市川淳之介」にも味わってもらいたい!そして一緒に何か作品を作りたい!
そういう気持ちで、今回のコラボ企画が立ち上がったわけだ。
で、この企画、本当は2019年の10月に予定していたんだけど、台風で延期されてこの極寒の2月に行われることになったのだよ。
でも、その10月の、ふと空いたスケジュールで、ふらっとTHE BAUMで遊びに行ったら、さらっとレコーディングさせてもらったんで、それも良かったんだけどね。
(↑2019年リリースTHE BAUM「ONE MIC CREAM」)
で、今回のコラボ企画!俺と市川淳之介との初めての共同作品!どんな作品になるのかと、レコーディングを始める前から楽しみでしょうがなかった!
でも、その反面、市川淳之介とのコラボなんて本当に俺は出来るのか?どんな曲で挑めばいいんだ?間に合うのか?と様々な不安でいっぱいだったのも事実だ。
市川淳之介の歌とメロディ。魂の叫び、情熱、愛。全身から絞り出すように歌い上げる市川淳之介のあのロック魂に、俺は太刀打ちできるのか…。俺は丸裸にされてしまうかもしれないし、むしろその方が良いのかもしれないしとか、いろいろと、頭の中でああでもないこうでもないと、思いを巡らせていた。
俺はあの場所の魔法、つまり「ICE CREAM STUDIO MAGIC」を信じて、あえてノープランでレコーディングに臨んだ。
そしたら、市川淳之介も同じだった!さすが俺の永遠のライバル!
俺たちは、ICE CREAM STUDIOで、誘われるままに、歌い上げた。
そして、本気で音楽で「遊んだ」のだ。
中途半端ではない。とことん音楽で「遊んだ」のだ。
そのナビゲートをしてくれたのはもちろん、天才Yawn氏。彼の独創的なアイディアから、途中まるで演劇のワークショップを受けているかのような感覚に似た、即興的シチュエーションソングライティングが俺たちに試された。
結論を言うと、
これはもう、すごい作品ができた!
賛否両論はもちろんあるだろう。好き嫌いはもちろんあるだろう。
だがしかし、これだけは魂込めて言っておこう。
俺は大好きだ!
今回リリースされる作品、全てみんなに聴いてもらいたい!そして、ビデオも見てもらいたい!
発表間近だ!
しばし、詳細を待て!









