books in the attic vol.5『London―After the dream』
books in the attic vol.5『London―After the dream』ハービー山口
『London―After the dream』
1988年発行の、写真家ハービー山口さんの写真集。
僕が人生で初めて買った写真集です(多分ですが)。
ハービー山口、1950年東京生まれ、1973年渡英、
パンクムーブメントの真っ只中のイギリスで、約10年間を過ごし、
まだ無名の頃のカルチャークラブのボーイジョージとの共同生活など、
ロンドンのミュージシャンたちとの交流も重ね、
特にロックミュージシャンの撮影で高い評価を受けているカメラマン。
帰国後もヨーロッパと日本を行き来しながら、
アーティストから街角の人々までを写真に収めています。
また、福山雅治、山崎まさよしなど日本のミュージシャンとの親交も深く、
彼らの写真集やCDジャケットなども数多く手掛けています。
この『London―After the dream』はモノクロの写真集で、
第1章がイギリスの子供たち
第2章がミュージシャンたちの日常のポートレイト
第3章がロンドンの街角の老人たち
で構成されてます。
彼の写真に僕が惹き付けられたのは、
被写体の人物の表情がとても自然で、
まるでそこにカメラが存在せず、
ただ目の前にいるカメラマンに話しかけるような視線で、
彼らが印画紙に収められているという点です。
そんな写真が自分でも撮りたくて、
1989年の大学時代最後の春休み、
ニューヨークへの卒業旅行に行く際、
オリンパスOM1という一眼レフカメラを持っていきました。
ハービー山口のまねをして、街角の人にカメラを向けようとするのですが、
被写体に近づく勇気がわかず、中途半端な距離感の、
中途半端な写真ばかりがフィルムに残ったことを憶えています。
友人がロンドンの珍しいリキュールを持ってきてくれました。
それは、ジンジャーのリキュールです。
イギリスらしい、いい意味で屈折した味覚が、
不思議に癖になるドリンクです。
ぜひ、トニックかソーダで割って試してみてください。
(今、ハービー山口さんの写真展やってるようです。)

『London―After the dream』
1988年発行の、写真家ハービー山口さんの写真集。
僕が人生で初めて買った写真集です(多分ですが)。
ハービー山口、1950年東京生まれ、1973年渡英、
パンクムーブメントの真っ只中のイギリスで、約10年間を過ごし、
まだ無名の頃のカルチャークラブのボーイジョージとの共同生活など、
ロンドンのミュージシャンたちとの交流も重ね、
特にロックミュージシャンの撮影で高い評価を受けているカメラマン。
帰国後もヨーロッパと日本を行き来しながら、
アーティストから街角の人々までを写真に収めています。
また、福山雅治、山崎まさよしなど日本のミュージシャンとの親交も深く、
彼らの写真集やCDジャケットなども数多く手掛けています。
この『London―After the dream』はモノクロの写真集で、
第1章がイギリスの子供たち
第2章がミュージシャンたちの日常のポートレイト
第3章がロンドンの街角の老人たち
で構成されてます。
彼の写真に僕が惹き付けられたのは、
被写体の人物の表情がとても自然で、
まるでそこにカメラが存在せず、
ただ目の前にいるカメラマンに話しかけるような視線で、
彼らが印画紙に収められているという点です。
そんな写真が自分でも撮りたくて、
1989年の大学時代最後の春休み、
ニューヨークへの卒業旅行に行く際、
オリンパスOM1という一眼レフカメラを持っていきました。
ハービー山口のまねをして、街角の人にカメラを向けようとするのですが、
被写体に近づく勇気がわかず、中途半端な距離感の、
中途半端な写真ばかりがフィルムに残ったことを憶えています。
友人がロンドンの珍しいリキュールを持ってきてくれました。
それは、ジンジャーのリキュールです。
イギリスらしい、いい意味で屈折した味覚が、
不思議に癖になるドリンクです。
ぜひ、トニックかソーダで割って試してみてください。
(今、ハービー山口さんの写真展やってるようです。)

movies in the attic vol.3 『歩いても 歩いても』是枝裕和監督
movies in the attic vol.3 『『歩いても 歩いても』』是枝裕和監督
『歩いても 歩いても』
ある家族の、夏の一日を淡々と描いた作品。
横山良多(阿部寛)は失業中の絵画の修理業者。
連れ子を持つゆかり(夏川結衣)と結婚し、その子を連れての3人で、
老いて開業医も閉じ、海辺の街で静かに暮らしている
両親(原田芳雄、樹木希林)の家に帰省する。
姉夫婦(YOU、高橋和也)も、子供二人を連れて同じ日に帰省。
なぜなら、この日は、本来家業の医者を継ぐはずだった、
兄の15回目の命日だから。
常に、15年前に不慮の事故で亡くなった兄と比較され、少し屈折した弟(阿部寛)、
連れ子婚ということで母親(樹木希林)に遠慮がちな嫁(夏川結衣)、
実家を2世帯住宅にしようとたくらむ姉(YOU)、
医者というやりがいを無くし老いに身を任せる父(原田芳雄)、
死んだ兄の影を常に感じさせる母(樹木希林)
無邪気なようで、何か居心地悪そうな孫たち。
文字にすると、少々暗い感じになりますが、
そんな家族だからこその、微妙な距離感でからみあった感情が、
特に劇的なこともおこらない、夏の日の一日の会話の中で、
時にユーモラスに、時にもの悲しく、すっと心に響いてきます。
是枝裕和監督の作品をはじめて観たのは、
カンヌ国際映画祭で柳楽優弥が最優秀男優賞を受賞した
『誰も知らない』でした。
ドキュメンタリーの手法を取り入れ、実際1年以上かけて撮影された為、
柳楽優弥の身長が146cmから163cmまで伸びて、子供から少年に成長する過程や、
季節の移り変わりの風景が、まさにリアルに描かれていたのが印象的でした。
(当時中学生の柳楽優弥は、今年成人だそうです。)
この『歩いても 歩いても』も、丁寧に撮影されていて、
せみの鳴き声、庭でのすいか割り、海の見えるお墓での墓参り、
そして、食事の際、食卓でみんなが飲むビールなど、
どこにでもある、夏の日の一日が見事に表現されています。
映画がの中の食卓の家庭料理が妙においしそうで、
実際ビールが飲みたくなりました。
the atticに置くビールは、悩んだ末に、
緑色の瓶が気に入ってる、ハートランドと、
黒ビールの代名詞のギネスにしました。
是非、仕事帰りの一杯目にどうぞ。

『歩いても 歩いても』
ある家族の、夏の一日を淡々と描いた作品。
横山良多(阿部寛)は失業中の絵画の修理業者。
連れ子を持つゆかり(夏川結衣)と結婚し、その子を連れての3人で、
老いて開業医も閉じ、海辺の街で静かに暮らしている
両親(原田芳雄、樹木希林)の家に帰省する。
姉夫婦(YOU、高橋和也)も、子供二人を連れて同じ日に帰省。
なぜなら、この日は、本来家業の医者を継ぐはずだった、
兄の15回目の命日だから。
常に、15年前に不慮の事故で亡くなった兄と比較され、少し屈折した弟(阿部寛)、
連れ子婚ということで母親(樹木希林)に遠慮がちな嫁(夏川結衣)、
実家を2世帯住宅にしようとたくらむ姉(YOU)、
医者というやりがいを無くし老いに身を任せる父(原田芳雄)、
死んだ兄の影を常に感じさせる母(樹木希林)
無邪気なようで、何か居心地悪そうな孫たち。
文字にすると、少々暗い感じになりますが、
そんな家族だからこその、微妙な距離感でからみあった感情が、
特に劇的なこともおこらない、夏の日の一日の会話の中で、
時にユーモラスに、時にもの悲しく、すっと心に響いてきます。
是枝裕和監督の作品をはじめて観たのは、
カンヌ国際映画祭で柳楽優弥が最優秀男優賞を受賞した
『誰も知らない』でした。
ドキュメンタリーの手法を取り入れ、実際1年以上かけて撮影された為、
柳楽優弥の身長が146cmから163cmまで伸びて、子供から少年に成長する過程や、
季節の移り変わりの風景が、まさにリアルに描かれていたのが印象的でした。
(当時中学生の柳楽優弥は、今年成人だそうです。)
この『歩いても 歩いても』も、丁寧に撮影されていて、
せみの鳴き声、庭でのすいか割り、海の見えるお墓での墓参り、
そして、食事の際、食卓でみんなが飲むビールなど、
どこにでもある、夏の日の一日が見事に表現されています。
映画がの中の食卓の家庭料理が妙においしそうで、
実際ビールが飲みたくなりました。
the atticに置くビールは、悩んだ末に、
緑色の瓶が気に入ってる、ハートランドと、
黒ビールの代名詞のギネスにしました。
是非、仕事帰りの一杯目にどうぞ。

songs in the attic vol.3『Time will tell』宇多田ヒカル
songs in the attic vol.3『Time will tell』宇多田ヒカル
宇多田ヒカル
1983年1月19日生まれの国民的女性R&Bシンガーソングライター。
いまさら、説明もいらないビッグアーティスト。
『time will tell』
は1998年に発売された大ヒットシングル『Automatic』のカップリング曲であり、
1999年発売の800万枚超のセールスを記録した、ファーストアルバム
『First Love』にも収録されている楽曲です。
キャッチーな『Automatic』に比べ、おとなしい曲で、
最初はアルバムの中の一曲として、流して聞いていたのですが、
当時、なにか追い立てられるように日々に流されていた30代前半の自分の中で、
15歳のアーティストが書いた
”Time will tell 時間がたてばわかる”
”明日へのずるい近道はないよ”
そんな、ある種の”悟り”を感じさせるフレーズに、
なにか勇気ずけられたことを今でも覚えています。
2010年、平成22年、
すでにこの曲が世に出てから10年以上の月日が流れたことに、
時間という歩みの確実さに対する軽い驚きを感じざるを得ません。
時がたって何となくわかってきたこともあるし、
逆に深みにはまっていることも増えてきているような今日このごろです。
もう一つ”時間”に関する言葉で、昔から好きなフレーズがあります。
”時は流れない。それは積み重なる。”
映画『007シリーズ』や『薔薇の名前』
等で日本でも人気の俳優ショーン・コネリーが出演していた、
サントリーのウィスキーの広告コピーでした。
一見無駄の連続のように流れていく日々でも、
何かしらかの価値を紡いでいてくれれば、
年の変わり目の、雪の降り積もる新潟の冬景色を見つめながら、
ゆっくり流れる時間の中で、ちょっとそんな気分になりました。
お酒にとっても、”時間”はとても大切なものです。
時間の中でお酒はゆっくり熟成され、
(一部は蒸発し、”天使の分け前”になり)
その封を切られる日、いたるところの酒場で、
様々な味覚や風味の感動を飲む人に与えてくれます。
2010年の始まりにふさわしいドリンクは何か?
そんなことを考え、見つけたのが、
シングルモルト、タリスカーの25年です。
少々いい値段だったのですが、えいや!で仕入れてきました。
”時間”がくれた熟成の味を是非お楽しみください。
本年もよろしくお願い申し上げます。

宇多田ヒカル
1983年1月19日生まれの国民的女性R&Bシンガーソングライター。
いまさら、説明もいらないビッグアーティスト。
『time will tell』
は1998年に発売された大ヒットシングル『Automatic』のカップリング曲であり、
1999年発売の800万枚超のセールスを記録した、ファーストアルバム
『First Love』にも収録されている楽曲です。
キャッチーな『Automatic』に比べ、おとなしい曲で、
最初はアルバムの中の一曲として、流して聞いていたのですが、
当時、なにか追い立てられるように日々に流されていた30代前半の自分の中で、
15歳のアーティストが書いた
”Time will tell 時間がたてばわかる”
”明日へのずるい近道はないよ”
そんな、ある種の”悟り”を感じさせるフレーズに、
なにか勇気ずけられたことを今でも覚えています。
2010年、平成22年、
すでにこの曲が世に出てから10年以上の月日が流れたことに、
時間という歩みの確実さに対する軽い驚きを感じざるを得ません。
時がたって何となくわかってきたこともあるし、
逆に深みにはまっていることも増えてきているような今日このごろです。
もう一つ”時間”に関する言葉で、昔から好きなフレーズがあります。
”時は流れない。それは積み重なる。”
映画『007シリーズ』や『薔薇の名前』
等で日本でも人気の俳優ショーン・コネリーが出演していた、
サントリーのウィスキーの広告コピーでした。
一見無駄の連続のように流れていく日々でも、
何かしらかの価値を紡いでいてくれれば、
年の変わり目の、雪の降り積もる新潟の冬景色を見つめながら、
ゆっくり流れる時間の中で、ちょっとそんな気分になりました。
お酒にとっても、”時間”はとても大切なものです。
時間の中でお酒はゆっくり熟成され、
(一部は蒸発し、”天使の分け前”になり)
その封を切られる日、いたるところの酒場で、
様々な味覚や風味の感動を飲む人に与えてくれます。
2010年の始まりにふさわしいドリンクは何か?
そんなことを考え、見つけたのが、
シングルモルト、タリスカーの25年です。
少々いい値段だったのですが、えいや!で仕入れてきました。
”時間”がくれた熟成の味を是非お楽しみください。
本年もよろしくお願い申し上げます。
