国立新美術館にて、主にロンドンで活動した陶芸家
ルーシー・リー展 が今月21日まで開催されています
陶器の質感や色合いに東洋と通じる何かを感じました。
声高に主張することはないけれど、確かな存在感がある、美しい器ばかりです。
重心が高いところにある、独特のフォルムと、色のバランスが見事で、
手にとってみたいと思う作品が沢山ありました。
彼女は、陶器やガラスでボタンやブローチも作っています。
実に美しくて魅力的なもので、見ているだけでも幸せな気持ちになれます。
これまであまりボタンに注目したことはなかったのですが
とても面白い世界だと思いました。
自分の求める色を出すために試行錯誤したノートなども展示されていて
彼女の静かな情熱が全体から感じられる展覧会でした。