Theatre MERCURY 公式ブログ

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東京大学と日本女子大学を中心とした学生劇団

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初めてとは、何なのでしょうか。



人生は初めての連続だと言います。


確かに、2回目にあった人とも、「2回目にあう」ことは、初めてですし、全く同じことなんて、存在しないのでしょう。


だから、それぞれのできごとに初体験が必ずあって、たくさん思うところが、あるのです。


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初めての新人だけでの公演です。

あるいは、初めての作演出です。


思えば遠くに来たものだ、と思います。


自分たちで、作品を創っていくこと。

自分たちが、執行代となること。


不安と、希望と。成功と、失敗と。いろいろな事どもを積み重ねて、ここまでやってきました。



この3ヶ月弱、ほんとうにいろいろなことがあったなぁ、と思います。


それでも、思い出とは、遠くに来ないと振り返ることのできないものなのでしょう。


ですから、まだ、たぶん、公演を振り返るには、早いのかもしれません。まだまだ、前へと向かって、作品を、創り上げる、途中なのです。


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コクトーからはじめたので、ラディゲで幕引きといたしましょう。

 


真の予感は精神の理解できない深みで作りだされる。だから、予感に従っておこなった行為を、僕たちはまったく間違って解釈してしまうのだ。


―――ラディゲ 『肉体の悪魔』



この公演も、まだ、あるいはこれから先も、意味づけなんてできないのかも、しれません。



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さよならは、別れの言葉じゃなくて、再び逢うまでの、遠い約束…らしいです。


ですから、僕たちも、さよならの代わりに、劇場で、お会いしましょう。


またそれが、次の別れの、始まりなのかもしれませんが。それでもきっと、n回目に皆さんとお会いする「初めて」にも、必ず「予感」は、存在しているはずですから。


 


作演出・音響・web

田中傑

ふと高校時代、僕の好きだった先生とはじめて話したときのことを思い出した。


「シーソーって英語でどう書くか知ってる?」


先生の物理の授業は好奇心をくすぐるものだった。

ただ、それ以上に先生が楽しそうに物理の話をするのが僕は好きだった。

最初は物理なんて興味がなかったけれど、好きになった。



ぎったん ばっこん



去年の4月のこと、もう懐かしくもあるがあの時もそんなことがあった


ーーだから、それがアツイんだよ!こないだのやつなんてクッソエモくてさ ーーー


その人はうるさかったけれど、楽しそうに話をする。

自分の作ったチラシや映像を意気揚々と自慢げに見せるその様にどこか心惹かれ、この劇団に入った。

中学生のころ学校行事で行った劇場では爆睡していたのに、今では劇というものにどっぷりと染まっている。まあ、のこぎり片手に裏方として、だけども



ぎったん ばっこん



思うに、これからも、ずっとずっとこんなふうに、ゆらりゆらりと趣を変えながら生きていくのだろう。

一度見たものを二度見ることはなく、赤子にとって自分を覆う世界全てが「はじめて」であるように


この劇を打った後に見える景色はいかなるものだろうか



ぎったん ばっこん


seesawは動きをとめない



映像 舞台 中村

今回は『はじめて』がテーマなわけですが、はじめてといえばやっぱり演劇だなぁと思う役者・Webの大本です。


私は大学生から演劇をはじめました。お遊戯会なんて1回しか経験してないし、文化祭で劇なんてやったこともないくらいの超初心者です。


役者ってとても楽しいんですよ!

この人はどんな人だろう、どう考えるだろう、どう動くだろうとかこうしたらどう見えるだろう、伝わるだろうとかをたっくさん考えながら演じています。


考えが行き詰まることももちろんあります。考えて悩んで泣いてを繰り返して、逃げ出したくなるときだってあります。


それでもできたときの嬉しさは表現できないくらい最高です!!


そうしてできたものを今度は全ステに全力でぶつけています。そのときの楽しさも表現できないくらいです!!


そうやってマーキュリーで役者を続けて、気がついたら主宰なんていうすごい立場になってました。


あ、主宰といえば、今公演が主宰としてのはじめての公演でもありました。


はじめていっぱい!!!!



今公演『モラトリアム=サナトリウム』もみんなで考えて考えてつくりあげています。そして全力でぶつけていきます。

ぜひぜひお越しください!心よりお待ちしております!!



主宰・役者・Web 大本

先入観を持たないことは無敵な武器だと思っています。

日本人がwaterがウォーターになるのもonionがオニオンになるのも、そう思い込んで拭えないのが原因で、だから知識が増えると新しいものの吸収が困難になるんだと思います。


はじめてwaterを聞いた子供はちゃんとウォーラーと発音しますし、onionはアニョンと発音します。


はじめて触れるものには、なるべく固定観念を抱かずにいたいと思いますがなかなか難しいです。

はじめて新人のみで打つ公演はどんなものになるのでしょうか。劇の裏にある私情は捨てて、目の前にある劇をみなさんに見てもらえればと思います。

新人公演、ぜひご来場ください。


制作 尾本怜衣

こんにちは。

役者と衣装をしております、今井です。


今、生まれて初めて自身の人生、特に将来について真剣に考えています。


私は田舎出身なので、大学を卒業すれば地元に戻り、両親と同じような職について、定年まで仕事をして、老後は静かに暮らすんだろうな…とずっと思ってましたし、それを望んでいました。 


しかし、この歳になって、初めてその考えが大きく揺れ始めました。


夢ができたのです。


正直その夢は、奇跡が起こらない限り叶えられないのではないかというほど難しく、その過程も死ぬほど苦しいものです。

しかも、その夢は今でないと(今から行動しないと)叶えられないもので、もし今叶わなかったら一生叶わない夢なのです。

…だから、本気で悩んでいました。


しかし、この前追いかけてみることにしました。


実をいうと、もう既に行動は開始しています。

ここから、私自身の熱意と覚悟が試されるでしょう。


これまでの私の人生を総動員して、この夢にぶつかっていきたいです。


最後に…

私たちの全力をぶつけた新人公演『モラトリアム=サナトリウム』

ぜひご来場ください。

心よりお待ち申し上げております。

みなさんどうも、お久しぶりです

小道具照明の岡嶋です

 

前回名前を書かなかったら主宰(一番偉い)にガンつけられたので名前を書きました。偉い人に睨まれるのは怖くないのですが暴力に訴えられると大変なことになるのでね、私も大人になったんですよ。

 

 

今私が初めてで連想すること、といえば給料ですね私は半年間休学してとある会社にインターンしている、つまり「社員」なんですよ。だから「月給」が出るのです(新人公演が私にとっては社会人演劇とも言えるのはここだけの話ここから見える景色は今までのそれと全く違いますがどこか懐かしい気もします、ずっと前から知っていてそれを忘れていたような

 

他には鉄工始めましたね、炉で熱して叩いて曲げる。とりあえず今は慣れるために適当な形を作っているところで鍛造というほど高度なものではないですが、できたものは結構強いし(鉄だから当たり前か)何より楽しい作っている瞬間は目の前にあるものに集中し、自分の感覚が工具や材料に延長された様な瞬間は気分がいいです。やっぱりものづくりが好きなんでしょうね、私は

 

この一年、様々な「新しいこと」がありました、でもきっとその新しいことは「昔のこと」が準備していたのだと思います。物事全て、過去によって今があり未来を目指して進んでいるのですから。なんだ結局人は過去に縛られているのか、というのではなくて、むしろ過去によって未来を切り拓いているのです。

 

人間は結局知らないことなど「しらない」のですから、考えることは必ず既知のこと、「昔のこと」に起因しているのです。しかし我々にはいろんな「昔のこと」があります。まだ小さかった頃、次第に成長し世界を知り始めた頃、そして明日を夢見ていた頃。「昔のこと」のいろんな思いが集まって、新しい「未来」を指し示すのだと思います。

 

 

私が今、休学して鉄工始めてって新しいことどんどんしているのも“ここじゃないどこかへ”行きたいからなんです。人生なんて“輝きは刹那”ですから、“無力なままでは終われない”

 

まぁとりあえず公演ですね、頑張ります。

最近映画見るのにハマってるんですけど、今月はじめて見た本数が10本こえました!いえーい。ラ・ラ・ランドもこの世界の片隅にもめちゃ面白かったです。はい

見たい映画たくさんあります。映画って不思議です。
ちなみに今一番みたいのはバックドラフトとスパイダーマン。もう絶対面白いんやろな〜と思いつつまだ見れてないです。

映画館で見たいのは素晴らしきかな、人生とかです。できればバックドラフトもスパイダーマンも映画館で見たいんですけどね…どっかで一挙やらないですかね……??

あと最近演劇サークルの民らしくたまに演劇も見てるんですよ。ゲキシネとかにも行ったりして。やっぱりすごいな〜ってかっこいいなって思います。本当にすごい!刺激を受けました。

この前のブログと内容似てますね。ごめんなさい。

本番が近付いてますね。おしまい。

舞台・宣伝美術1年の村岡です。


初めて会った人との距離感がいつも難しいです。必ず敬語で入るクセがあります。


一回会ったことがある人で、そのあとあまり関わりを持てなかった人との距離感はもっと難しいです。


大学に入って新たな交友関係が築かれていく中で、日々そんなことを考えて過ごし、もう少しで1年になります。


初めて他人を友達だと思うのはいつでしょうか。たくさん話されてきたことだと思いますが、僕はとてもささいなことがきっかけなんだと思います。

生きてきて、
はじめて、自分のためにごはんを作った
はじめて、造花を飾った
はじめて、冷たい床で眠った
はじめて、ひとりで虫を退治した
はじめて、友人と夜を明かした
はじめて、夜中に散歩をした
はじめて、鍋のままラーメンを食べた
はじめて、星が綺麗だねと笑った
はじめて、先輩とご飯に行った
はじめて、まだ見ぬ後輩を想った
はじめて、1年を通して体調を崩してしまった
はじめて、たった1年で好きなものがたくさん増えた
はじめて、まだはじめてなことばかりあるんだと知った


はじめて、って、神秘的
神秘的ってことば、利便的
ぽいかも〜って言えば、ぽいのです。神秘的っぽいかも〜。おしまい。
僕が本格的に演劇を始めたのは大学に入ってからなんですが、そこそこ演劇と呼べるものを初めてやったのは高校の文化祭です。
やる演目を1月とかに決めて、2月には脚本を書きはじめて、5月くらいから稽古して、9月に文化祭で2日で11回公演をします。意外と本格的なところもあって、舞台装飾がものすごく凝ってたり、演技が驚くほど上手い人がいたり。
余談ですが、文化祭と言えば国立高校が有名ですよね。高校生の限られた時間とお金であそこまでのものが作れるのは驚きです。時間があればNAVERまとめとかもあるので、見てみると面白いと思います。
とにかく、高校で刺激を受けて演劇をはじめました。まだまだ未知の世界ばかりですが驚かせるものを作れるよう頑張っています。

役者・Web
土屋