世界のオザワ…小澤征爾先生が亡くなりました。88歳…
世界的な指揮者というだけでなく、日本の音楽の、そして我らが母校・キリトモの象徴でもあった偉大なマエストロでした。
私がマエストロの名前を知ったのは、ボストン交響楽団の来日公演のこのテレビ放送でした。
ダイナミックに歌う様な指揮振りに感化され、その時に演奏された幻想交響曲(ベルリオーズ)が大変気に入りました。その後もテレビでよく見ていましたが、この頃が一番脂の乗った時期ではなかったでしょうか?
マエストロ・小澤といえば「春の祭典」!!
これは関西限定放送ですね、多分。
この時、カラヤン&ベルリン・フィルも来日中で、ボストンの東京公演にカラヤンが聞きに来ていたとかいうこともあったそうです。良き時代ですね。
勿論この本も読んでいます。高校の通学の電車の中で。
指揮者だけじゃなく、クラシック音楽家全てにとってのバイブルです。
これをベースにしたドキュメンタリー番組が放映されましたね。あれを見て世界に進出した経緯や、朝早く起きて勉強する習慣を知りました。いい番組でしたが、何処かでまたやりませんかねぇ…
私がキリトモに入った頃、打ち合わせもリハも全くない一期一会のオーケストラにマエストロが振りに来てレッスンというイベントというか聴講会が時々行われていて「小澤オケ」と呼ばれていましたが、サゼスチョンの内容より、音楽との向き合い方、付き合い方、作るためのモチベーションなどを感じ取ることが出来ましたが、これは大きな励みに、誇りに、そして信念になっています。実践できているかどうかは別として。
訃報を伝えるニュースの中、昔の映像の中で、80歳を越えてもなお勉強している(或いはそのための時間を作る)ことに驚いた表情の聞き手に「昔の方が良かったとか、小澤ってまだやってるとか思われるのは悔しい」と語ったマエストロ、最後にいただいたアドバイスとして心に留めておきます。
長々と綴りましたが、マエストロにお掛けする言葉はひと言だけ…
有難う御座いました!!!!!!!!
慎んで小澤征爾先生の御冥福を心よりお祈り申し上げます。
合掌