春にコロナ禍の制限が解除され、それ以来"制限なしの"ゴールデンウィークとか、"制限なしの"夏休みとか(その代わり、記録的な猛暑に動きが制限された方も多かったのではないでしょうか？)、"制限なしの"という言葉が多く使われてきました。
音楽の世界でも集客はもとより、出演者の人数やはたまた演出にまで制限が掛かる状況が続きましたが、さて、その"制限なしの"芸術の秋が３年ぶりにやって参りまして、小生も、大オペラ作家・ヴェルディの人生の集大成ともいうべき作品２発を歌うことになりました。
日伊舞台芸術協会第22回公演
G.ヴェルディ作曲
オペラ「アイーダ」(全4幕・解説付原語上演)
2023年10/21(土) 13:30開演
としま区民センター多目的ホール
「アイーダ」はヴェルディの最後から二番目の作品です。
エジプトトランペット(通称・アイーダトランペット)がかき鳴らすメロディーの凱旋行進曲で有名な「アイーダ」ですが、「清きアイーダ」「勝ちて帰れ」などのアリアをはじめとするスペクタクルな音楽、恋人か祖国かという究極の運命に苦悩するアイーダを巡る劇的なストーリーも魅力です!!
アイーダをご存じの方は、こんな小さなスペースで出来るのかとかお感じになるかと思いますが、会場の響きの特徴などを利用して、非常に見応え、聞き応えのある「アイーダ」をご覧いただける筈です。勿論、小編成ながら合唱とトランペットもしっかり入って、凱旋行進曲もやります!!
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Teatro Gorzie
ヴェルディ：歌劇「ファルスタッフ」(全３幕 日本語字幕付きイタリア語上演)
11月4日(土)17:00開演
日暮里サニーホール
ヴェルディの最後の作品にして唯一の喜劇。
巧みなアンサンブルや優美なデュエット、劇的なモノローグと目まぐるしく展開する音楽の上で、太っちょの老騎士・ファルスタッフを中心に繰り広げられるドタバタ劇。最後には壮大なフーガの全員合唱で「世の中すべてが冗談だ」と締めくくられるヴェルディの集大成です。ファルスタッフの悪行に、小生相務めますフォード以下男女７人は如何にして立ち向かい、鼻を明かすのか。真剣に、それでいて笑いの絶えない"円陣"の中で目下思案中!!
ご多忙とは存じますが、是非お出掛け下さり、ご高評など頂けますれば、この上ない喜びで御座います。
いずれの公演も、早めに終わる予定ですので、夜公演へのお出かけがが難しいお客様でも、ご負担は少ないかと思われます。
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