昨日は、よくご一緒している"劇的集団"の「オペラナイト Vol.4」に出演致しました。
小生、今回はヴェルディ「トロヴァトーレ」の伯爵のアリアと、共演の方の要望で、プッチーニ「トスカ」の第二幕という、私にとってのライフワークというべき役を二つ披露させていただきました。
劇的なプログラム。でも、今回はおとなしい方です…
この日のオールスターキャスト二態!!
情熱を乗せた熱~い歌声が、田無の寒~い夜空に炸裂しました!!
序盤から皆さんとてもいい感じで、次々に好演を決めて戻ってくる歌手たちの晴れ晴れしい顔と、それに対する共演者たちの賛美が楽屋に充満します。客席からは、折からのコロナ禍で封じ込められていた「ブラーヴォ(…ヴァ、…ヴィも)」も飛んできましたが、誰に飛んでも嬉しかったですね。
その様子を見て、「このいい雰囲気に水を差さないように」と祈り、余計なことをせずにただメロディーをひたすら描こうと臨んだ「君が微笑み」は、(このアリアとしては)これまでの中で最も良い手応えで、お客様からも、共演者からも好評でした。伴奏の岩渕さんからも「立ち姿が決まっていて、これはいい歌になると思った」とも。
トスカ三本柱…
左がカヴァラドッシ。この日はほぼ「ヴィットーリア!!」(2幕中ほどにあるテノールの聞かせどころ)のためだけに起用。
後半の「トスカ」も大好評…でも個人的には、日本でよくイメージされる激情的なスカルピアではなく、知的、頭脳的にトスカをコントロールするような、それこそノーブルにと考えたつもりでしたが、やはりいつの間にか激情的な表現に頼ってというか飲まれてというか、いずれにしろまだ勉強が足りない様でしたね。
トスカを問い詰めるスカルピア(私)
徹底的に取り調べを命じているシーン
劇的なプログラムの続く"響宴"は、とても良いコンサートになりました。
共演の皆さん、お疲れ様でした!!
お越しいただきましたお客様、誠に有難う御座いました!!
キリトモの先輩・長尾さん(右から二人目)が、娘の佳恵ちゃん(中央の子)と来て下さいました。
お家が徒歩圏内とのことと、岩渕(中央)とお友達だそうで。
有難う御座いました!!
この後、今年初めて"打ち上げ"というやつをしました。
活気に満ちた夜の居酒屋に、喜びを覚えました。やはりいいもんですね。