1月は「椿姫」と重なったため、うた自慢登板は一昨日が今年最初。本年も「こうたろう劇場」をどうぞ宜しくお願い致します!!
今年最初の「こうたろう劇場」は、ドイツリート2曲を用意しました。
シューマン:「二人の擲弾兵」
ワーグナー:「二人の擲弾兵」
打ち間違いなんかではありません。シューマンのは有名ですが、実はワーグナーも同じハイネの詩に曲を付けていました。ワーグナーの方はフランス語の訳詞が原語ですが、楽譜を探すうちにドイツ語の歌詞がついているものを発見したので、歌い比べ、聞き比べにはこちらがと思い、ドイツ語の方を歌うことにしました(恐らく、今後歌う時もドイツ語でしょうけれど)。
「砂山」「さくら横丁」「野ばら」「わが胸を(Sento nel core)」など、私が知る"同詩異曲"のケースは、どれも作曲者やメロディーが異なっても、曲風や構成は似ていることが多いのですが、この2曲はそれが結構違います。
ロマンティックなメロディーで知られるシューマンの方は、普通に歌詞として捉えているのに対し、"劇作家"のワーグナーの方は、言葉の繰り返しや和音の目まぐるしい変化や半音階下降のメロディー、終盤にやはり引用されているフランス国歌の扱いなど、こちらは劇として。さすがワーグナーですね。歌詞は知っていても自分のものにするのには結構時間を要しました。しかし、とても格好いい作品です。
ディ・ステーファノを思わせるダンディテノールのクリアな歌い回しと、声、歌、姿、三拍子揃った椿姫に大いに盛り上った後にドイツリート…こんな後に歌うの?って感じですが、それでも聞き手の皆さんに聞き比べていただこうと、歌詞にいつも以上に堅実に、邪気を押し殺して歌い切った2曲、特にそのワーグナーの方は大変好評、選曲は大成功でした!!
この"四人の擲弾兵"、他でも使えそうです…
お聴きいただき、またお声掛けいただいた皆様、有難う御座いました。お疲れ様でした。







