「シュトランベルクの耳」というチェコのお菓子があります
ジンジャーブレッド系のお菓子で人間の耳の形をしています
EUの保護原産地呼称のお菓子でシュトランベルクに行かないと手に入りません
そのシュトランベルクで「シュトランベルクの耳」祭りがあるというので行ってみました
巨大な「シュトランベルクの耳」を作るのがメインイベントです
作るのはこのお菓子を製造販売しているお店の3人のご主人(多分)と手伝いの女の子たち
まずは、バケツ3杯分の材料をこねる
こねてる途中で知り合いらしい人が声をかけると、そこで話し込んだりもする
直径1.3m(ノーマルなシュトランベルクの耳は直径13cmぐらいなのでその3倍)に広げたものを広場に設置された巨大なフライパンに乗せる
これを焼く なかなか焼き上がらない
焼き上がったら、今度はこれを巨大な型に入れる
この作業がもう大変!
「シュトランベルクの耳」はもともと焼き上がったものを熱いうちに型にいれてあの形に生成するらしい
巨大な型に入ったら、3人のおじさんは何をしたかというと
お弁当を食べ始めた
大きな型は誰かよくわからない人たちが支えていた
これがメインイベントなので、完成すれば祭りも終わりだからかなのか、それとももともと、こんなにのんびりなものなのか
とにかく、いつまでも終わらない
私はこの日、チェコのオストラバまで戻る予定だったので
帰りの時間が気になる しかも、まだお土産用に買っていない
残念ではあったけれど、最後まで見届けることなく、この祭りを後にした だって、私、午前11時から午後3時くらいまでずーっと、見てたんですよ! もう、いっかなぁって
反省すべき点は、私はお祭りの前夜にホテルに宿泊したのだけど、お祭りの当日に宿泊すべきでした
なんというか、なかなかに忘れられない「シュトランベルクの耳」祭りでした