皆さんお久しぶりです!アコム“みる”コンサート物語で手話通訳を担当している武井誠です。

最近は色々な方法でコンサートを楽しもうという流れが広まって嬉しい限りです。
でもアコム“みる”コンサート物語はバリアフリーコンサートをもう30年近く前から行っていて、元祖だぞという気持ちもちょっぴりあったりします。笑

そのアコム“みる”コンサート物語も常に進化し続けていますよ!というお話です。

以前にも会場によって字幕が付くお話をしたと思いますが、株式会社リアライズさんの努力が実り、なんと!どの会場でも字幕付きで楽しめるスマートグラスシステムが導入されました。
スクリーンの横に別の画面で字幕を付ける方法もあるのですが、このアコム“みる”コンサート物語の主役はやはり、かしの樹の素敵な影絵の世界です。なので影絵を見ながらそのまま字幕も見ることができる、そんな素敵な方法でお届けできるようになりました。

そしてその字幕にも一工夫。ただただ字幕を流すのではなくて、そのセリフを誰が言ってるか分かるように字幕の頭に話してるキャラクターのアイコンが付いています。
こうすれば影絵の動きと連動して誰が話してるのかはっきり分かるようになっています。

そしてこの物語はセリフだけではなく色々な効果音もあったりします。耳が聞こえにくくても楽しめる方法を探していたところ、パイオニア株式会社のご協力で体感音響システムも導入されました。
椅子の部分に音と連動して振動する座布団があり、そこに座ると大迫力な振動を感じることが出来ます。
さらにポーチ型の振動装置もあって、体の好きなところに押し当ててよりダイレクトに音の振動を楽しめるようになっています。

もちろん字幕や振動だけではなく、手話通訳も日々アップデートをしていますよ!手話通訳を見た時に何が起こって誰が話してるのか、すぐに分かるように手話表現の工夫を重ねて毎回より良い通訳になるように準備を重ねています。


このようにアコム”みる”コンサート物語は一人でも多くの方に楽しんでいただけるよう、日々試行錯誤を重ねながらアップデートをしています。進化を続けるアコム”みる”コンサート物語、これからも楽しみにしていてくださいね!