「みじめったらしい」。俺の母親がたまに言っていたことだ。今の父親の生活行動を見たら、あの世で言いまくっているかもしれない。俺の母親もよく半分本気・半分冗談で「倹約」と言っていたが、父親の生活行動は俺もちょっと呆れる部分もある。
この前書いた、妹もびっくりしていた電気のことだ。俺の母親も使っていない電気は消せ、もったいないとうるさかったが、逆に暗いのに電気をつけなかったら、みじめったらしい、目にも良くないから電気をつけろと言っていた。父親はうす暗い雰囲気で食事したり、テレビを観たりなどしているが、もちろん俺は自分がそこにいたら電気をつけている。
これも書いたが、父親は台所の排水溝の水切りネットを使い捨てにせず、毎日手でちまちまゴミを取っている。もちろん、網目に詰まっているものは取り切れない。ホント中途半端なのだが、これも本人のめちゃく強いこだわりなのである。扇風機も使い終わるたびに待機電力がかかるのでコンセントを抜き、本体に巻き付け、わざわざ定位置に戻すのである。
これは初めて書くが、電子レンジを使う時にラップを掛けるが、その使い終わったラップを軽く洗って、干して再利用しているのだ。洗う手間と水代を考えれば、そんなに変わらないだろう。そんなことをポリシーかのように強くこだわっていることに、逆に俺は呆れてしまう。かなり、みじめったらしいと思うのだ。そんなことする人間は、めったにいないのではないか?
父親は地方公務員(東京都)で年金もそれなりにもらっているはずなので、金銭面である程度はゆとりがあるはずである。そんなにケチくさいことしたって、1ヶ月にどれだけプラスになるのか?たいした額にはならないはずだ。だから、余計にみじめったらしく思うのだ。
まあ、俺的には扇風機だけは少し実害が生じるが、それ以外は実害が生じていないので、俺としては自分の気が済むように勝手にやっていればというスタンスである。