第五十五話 | X1号の人生再出発

X1号の人生再出発

バツイチという表現は好きではないので「エックス・ワン →X1」と言おうかなと思います。
離婚後の日常を綴っていこうかなと思います。

上の子供の髪の毛がずい分と伸びている。この土日に俺は床屋に行って来いと言ったが、子供は行かなかった。俺は通勤時に電車に乗るので、上の子供と同じ年頃の子もよく見かけるが、それと比べても明らかに長い方である。

長くてもちゃんと整っていれば、別に見栄えも悪くはないが、上の子供の場合は明らかに伸び切っているような感じなのだ。もちろん、髪が伸びて切りに行けというのは毎回俺である。ダメ妻が先に言うことは絶対にない。

俺は子供たちに怒った時がある。ダメ妻がいない時だったが、「あいつ(ダメ妻)はお前たちの身なりなんかは興味がないんだから、自分で気を付けろよ。」と言った。俺も気が付いた時は言うが、子供と接する時間が長いのはダメ妻である。だから身だしなみについては母親が気をつけるべきなのである。

下の子供は未だに俺が切っているし、そろそろ伸びてきたから切ろうかと言うと、別に嫌がることもなく応じるのだ。だから髪形はどちらかと言うと少し短めだが、俺も本人も似合っていると思っている。朝起きてからの寝ぐせチェックも上の子供より、下の子供の方が気を付けているのだ。子供の身だしなみについても父親の俺が口うるさく言わなければならないのである。。。