第五十五話

第54話の続きである。

俺が送ったメールに対してのダメ妻の返信メールである。

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何を言っても、よく言えたもんだとバカにされるだけだと思うけど…

私の親の不仲を例にあげた事はない。そっちが私の親はどうだか聞いてきたから、

そうでもない…とだけ答えた記憶はあるけど…私があげた事になっていてビックリ。

それにうちの親は何だかんだと離婚せずにやっている。

私も離婚するつもりはない。
次にメールが来たら耐えられない、と思っていたけど、耐えることにした。
いつも私を否定することだけ…でも私は耐える。
あなたは自分が一番正しいと思ってる。結局自分の事しか考えてないのはあなただ。

人生をやり直したい…なんてよく言えたもんだ。私はやり直せるとしたら、今、これから

じゃなく、昔に戻りたい。仮に離婚したとしても、誰かとやり直す気持ちは全くない。
会話がなくても同じ空間にいるだけでも…    俺が10話たとしたら〇〇(ダメ妻の名前)は

1、2でいいから…と言ってくれていた昔に戻りたい…

家族が、子ども達が大切なら二度とこんなメールはしないで欲しいし、あなたも耐えて

下さい。私から歩みよる姿勢を見せなかったのも、旅行の件も軽い気持ちで言って

しまったのに、そんな風に思っていたとは知らずに悪いと思っているけれど、私だけが

原因で離婚したいだなんて、考えられない。

開き直って…とか、よく言えたもんだと呆れていると思うけど、ごめんなさい。
いろいろいけないとは思ってる。ごめんなさい。
でも、とにかく私は離婚する気はありません。
こんな妻で、こんな人間でごめんなさい。

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ダメ妻はそれでも、日曜の夜は普段通り21時過ぎに寝たのである。こういう状況でも

話し合いをするという意識は全くないのである。その程度の人間なのだ。

この無神経な態度は、もう手の施しようがない。