第百十九話 | X1号の人生再出発

X1号の人生再出発

バツイチという表現は好きではないので「エックス・ワン →X1」と言おうかなと思います。
離婚後の日常を綴っていこうかなと思います。

今日はダメ妻の家族が来た。俺は土日には決まって掃除機をかけるのだが、
いつもは台所のマットはどかさずにマットとその周りを掃除機で吸っている。
だが、今日はマットをどかして掃除機をかけようとした。すると、案の定では
あるが、食材のカス等がたくさん落ちていた。

もちろん超適当なダメ妻も物をどかして掃除機をかけることはない。だから、
ダメ妻の物の置き方は物をどかして掃除機をかけることは想定していないので、
俺が掃除機をかける時は本当に面倒なのである。でも、俺がどかして掃除機を
かけないと、今日みたいにたくさんカスが落ちているので、俺がやらないと
本当に汚くなるのだ。

俺は台所のマットをどかした後、きれいにマットを敷かず敢えてぐちゃぐちゃに
しておいた。だらしないダメ妻にやらせるためである。ダメ妻はお決まりの
バカっぽいため息をつきながらマットを直していた。

今日はダメ妻の家族が来たので、もちろんダメ妻の社会人経験ゼロ&無職&
未婚&親のすねかじりの姉も来た。いつもの如く俺は留守番をして、ダメ妻と
子供たちが車で迎えに行き、昼飯はスーパーの惣菜弁当を買ってきた。
割と多いのが、ダメ妻の姉以外はみんな弁当類だが、ダメ妻の姉はパンや
サンドイッチなど、ひとりだけジャンルが違うのだ。

別に何を食っても構わないが、ダメ妻の姉はちょっとずれているんだなと感じて
しまう。たいしたことではないが、そういう細かいことでも、ずっと未社会人である
理由がわかるような気がする。だいたい帰る時も支度が一番遅いのはダメ妻の
姉である。帰るとわかっていても、両親と同じタイミングで帰りの支度をしない。
やるべきことをすぐに取り掛からない。まさにダメ妻と同じである。

姉妹揃ってどうしようもない、さすがである。。。