第四百九十四話 | X1号の人生再出発

X1号の人生再出発

バツイチという表現は好きではないので「エックス・ワン →X1」と言おうかなと思います。
離婚後の日常を綴っていこうかなと思います。

昨日の続き。
ダメ妻への俺の態度の変化の件である。

普段、バカでだらしなくて、衛生感覚ゼロでメタボのダメ妻とは会話はおろか、
視線を合わすこともめったにない。会話は生活において超必要最低限な単語が多い。
ちょっと前までなら、平日であれば、朝食・夕飯時に「いただく。」、朝家を出る時に
「行ってくる。」、この3回だけしかダメ妻に言葉を発していなかった。
「ただいま。」は、玄関で言うのでダメ妻だけに向けてではない。

俺的には、こんな人間に向けて言葉を出すこと自体、うんざりなのだが、子供が
いる時は、食事前の挨拶は常識的なのものなので、必ず言うようにしていた。
その流れで子供がいなくても、「いただく」は言っていた。

しかし最近、ダメ妻の呆れる事の多さに、俺の態度はさらに一段階変えることにした。
平日の朝食時は、ほとんど子供は寝ているので、「いただく」と言うのをやめた。
家を出る時の「行ってくる」も言うのをやめた。子供にはいつも「行ってくるね」や
「じゃあね。」などと言っているので、それで十分だからである。
そうなると、平日のダメ妻に対しての言葉は、夕飯の「いただく。」の4文字だけである。

今夜はよくあることだが、米の研ぎ忘れで、慌てて研いですぐに早炊きのスイッチを
押した。普通、米は研いでからしばらく水に浸けておくものだが、ダメ妻はほとんど
夕飯の支度間際に米を研ぎ、すぐに早炊きのスイッチを押すのである。昼間あれだけ
時間があるのに、何でもそうだがなぜやるべきことを後回しにするのだろうか?

さらに帰宅すると、超珍しくダメ妻が今日使った傘を干していた。しかし、夜になっても
干しっ放しということは、明日は台風の影響で雨が降る。恐らく寝ている間に雨が降り
傘に水が溜まることだろう。やりっ放しが多いだらしないダメ妻なので、俺はダメ妻の
傘をしまうことはしなかった。ダメ妻が明日の朝、自分のだらしなさを痛感するがいい。