今夜ダメ妻は子供がテレビを観ていて、風呂に入ったのが遅かったので、
9時半になっても起きていた。今日はこの時間でも寒くないが、ダメ妻は
毛布にくるんでテレビを観ていた。相変わらず温度の感覚が不思議である。
それなのに寝る時は、俺が2枚掛けているのにダメ妻は1枚なのである。
ダメ妻は夜9時に寝るため、それ以降のテレビは録画しまくり、平日の午後に
観ている。土日は俺もいるので、録画したものは観ていない。
ダメ妻はテレビを録画してまで、寝ることが最優先なのである。そこまで、
寝ることに執着する人間なのである。平日で8時間半以上の睡眠時間を確保
していても昼寝するのだから、本当に寝ることが絶対なのだろう。
今週仕事で、あるクレームがあった。某大手装置メーカー向けに納入した
うちの会社のある製品が不具合を起こした。これまで5,000個以上納入して
初めて起きたが、不良率で見れば0.02%未満という極めて低い数字だ。
しかし、その会社はうちの会社が示した対策では不満のようで、別の要求を
してきた。
その対策のために、もちろんコストがかかる。たった0.02%未満の確率のために
そこまでコストをかけるべきだろうか?不具合は問題ではあるが、事故などの
重大事態に発展することはまずない。恐らくその会社の装置なんか、不良率は
間違いなく、うちの会社より高いはずである。
家電製品だって不具合は起きるし、不良品は必ずある。だからといって、
よっぽど大きな欠陥でない限り、製造方法などを変えることはないだろう。
結局、大手は下請けには厳しい要求をするが、自分たちのミスに関しては
めちゃくちゃ甘いのである。
ちょっとした不具合でも、過剰な対策を要求するということは、つまり過剰品質に
なり、それは製品価格に転嫁される。日本の製品が高いのは、それも理由の
ひとつである。だから、家電なんかは海外に負けるのである。