第二百十七話 | X1号の人生再出発

X1号の人生再出発

バツイチという表現は好きではないので「エックス・ワン →X1」と言おうかなと思います。
離婚後の日常を綴っていこうかなと思います。

さっきまでダメ妻と上の子供のやりとりに俺はニヤニヤ笑っていた。
ついでに目が合った下の子供もニヤニヤ笑っていた。
事の発端は、トランプで負けた上の子供がダメ妻に八つ当たりを
したことからだ。しまいにダメ妻への口撃になっていき、八つ当たり
されているダメ妻もムキになってきて、外野の俺はコント気分で見ていた。

確かにダメ妻は何も悪いことをしていないが、ダメ妻は子供に八つ当たり
されることが多い。それは徹底的に甘やかしているダメ妻は、逆に子供に
舐められているからである。ダメ妻は身から出た錆なので仕方がない。
上の子供は、ダメ妻のパートで使うエプロンなどを和室の掃除していない
埃のたまったところにわざと放り込んだ。(笑

今夜の夕飯はサンマだった。ガス台のグリルで焼いたのだが、夕飯の
最中に台所でグツグツと小さな音が聞こえていた。何とバカ過ぎるダメ妻は
グリルの火を止めていなかったのだ。水が沸騰してなくなる寸前だった。

それにしても、グリルから魚を取り出す時、火を着けっぱなしで取り出す
やつがいるだろうか?ひっくり返すタイミングならわかるが。
焼けたら火を消すという行動が自然な流れで、それを忘れるというのは
神経を疑う。さらに火を着けっぱなしというのは、下手したら火災にも繋がる
ことがある。

バカ過ぎるダメ妻は、どうしようもないバカ人間である。