第二百八話 | X1号の人生再出発

X1号の人生再出発

バツイチという表現は好きではないので「エックス・ワン →X1」と言おうかなと思います。
離婚後の日常を綴っていこうかなと思います。

今夜帰宅して俺が夕飯を食べようとしたら、テーブルの上には鉛筆削りや
計算機、紙、鉛筆などが置かれていた。子供に聞いたら、夕飯の時も
このような状態だったらしい。
我が家のテーブルは6人用なので、普通より大きいので、余計なものが
置いてあっても邪魔にはならないのである。
だからといって、食事の時に関係ない物がたくさん置いてあるのは普通ではない。
もちろん、だらしないダメ妻は全く気にならないので、子供に注意することも
ないのである。

昨夜、寝ている時に下の子供が咳込んだ。さらに鼻も詰まり気味で、鼻水も
けっこう出ていた。咳もうるさいし、鼻をすする音もうるさい。しかし、ダメ妻は
寝ることが最優先なので、特に何もしようとはしなかった。
俺はダメ妻にやらせるために、鼻炎のスプレーをするように子供に言った。
するとダメ妻は、ようやく起きて下の部屋に取りに行ったのである。

スプレーをして、少しずつ鼻は改善されたようで、咳も治まってきた。
母親のダメ妻が、気を利かせて鼻炎のスプレーを早く持ってくれば、子供は
もっと早く楽になったのに、面倒くさがり屋で寝ることが最優先のダメ妻の
せいで子供は、少し苦しくなったのである。

俺は子供の咳や鼻の音のせいで、目覚めてから、なかなか寝付けなかった。
しかし、ダメ妻は鼻炎のスプレーを取りに行ってから、けっこう早く再び眠りに
ついたのである。寝息が聞こえたのだが、こんなに早く眠れるなんて、まるで
ドラえもんののび太みたいである。

さすが平日は21時に寝て8時間半以上は睡眠を確保し、土日は10時間、
それでも昼寝までする、無気力なダメ妻なので、寝ることだけは本当に人より
優れている。まあ、そんなことが優れていたって何の役にも立たないが。