第百二十八話 | X1号の人生再出発

X1号の人生再出発

バツイチという表現は好きではないので「エックス・ワン →X1」と言おうかなと思います。
離婚後の日常を綴っていこうかなと思います。

明日は大阪出張である。社内のプロジェクトの集まりだが、今回は
大阪で開催するのである。俺はメンバーに選ばれた立場なのだが、
そもそも乗り気でなく、しかもプロジェクトで決めようとしていることに
唯一俺が反対しているのである。(笑

もちろん俺の周りの営業は俺の意見に賛成しており、明日の出張は
俺に反対を押し通してもらいたいと期待されているのである。
そのため会社の営業所に行くのに、気分は完全にアウェーだと俺が
言うと周りの連中は笑っていた。

明日の朝はいつもより20分ぐらい早く起きるのだが、朝食もあるので
ダメ妻が寝る前に起きる時間を伝えた。とりあえずダメ妻は返事は
したが、トイレに入る際に例のバカっぽいため息をついていた。

早く起きるのが面倒なのはわかるが、バカなダメ妻は今夜もいつもの
通りに9時過ぎに子どもたちと一緒に寝た。明日の朝は5時25分ぐらいに
起きるはずだ。純粋な睡眠時間としても8時間は確保できるだろう。
平日にこれだけ寝れば十分過ぎるくらいだが、無気力なダメ妻は明日の
朝は寝足りないのだろう。

子供が寝る際、お父さんももう寝ればいいじゃんと言ったが、俺は
こんな時間に寝たら3時に起きちゃうし、こんな長い時間寝なくても
平気だと、ダメ妻にイヤミもこめて答えた。

明日は終日プロジェクトの会議だが、その後は懇親会という名の飲み会
である。でも、場所が大阪なので、俺は2時間ぐらい参加して帰るが、
もちろん帰宅時間は日付が変わった頃になる。