第三百四十一話 | X1号の人生再出発

X1号の人生再出発

バツイチという表現は好きではないので「エックス・ワン →X1」と言おうかなと思います。
離婚後の日常を綴っていこうかなと思います。

今日は2月20日。ちょうど1ヶ月前に母が亡くなった。まだ1ヶ月しか経って
いないんだなというのが実感である。
 
今夜、子供に亡くなって1ヶ月が経過したことを言ったが、反応はいまいちだった。
まあ、子供にとっては自分の親ではないから、それほど感慨はないのだろう。
俺も祖父母が亡くなった後に、節目の時期について意識はしていなかった。
 
告別式が終わった日、俺は実家に行き、父親と妹で酒を飲みながら食事をした。
その話の中で、俺は、小さい頃は亡くなった母親が恐かったと言ったら、妹も
そう思っていた。別に虐待とかではないが、すぐ怒るというイメージが強かった。
もちろん俺もよく叩かれ泣かされた。
 
だから、今俺の子供たちみたいに母親のダメ妻に攻撃するとか、暴言を吐くなんて、とても
じゃないが、俺が小さい頃はそんな勇気はなかった。それだけ、母親の力が強かったのだ。
何度も書いているが、ダメ妻は親としての威厳がないのだ。
 
俺が中学ぐらいになると、立場も逆転してきて、母親とは対等な関係になったと思う。
もちろん、俺は母親に攻撃したことは一度もなかった。それが普通だろう。
ダメ妻はそれを許すというか、結局は子供に甘いだけである。
 
いつの頃か覚えていないが、俺は母親のことを「ババア」と言うようになった。
別に険悪な関係ではなく、半分冗談で言っていたのが定着してしまった。
俺は母親に、「あんたが女だったら、楽しかっただろうな。」みたいなことを言われたことが
ある。ババアと呼んでいても、親子関係は良好だったからだ。
 
最後に「お母さん」と言ったのはいつだろう。俺が高校の頃か・・・?
結局、再び「お母さん」と言うことはなく、母は亡くなってしまった。
「親孝行したい時に親はなし」という言葉ある。今は身にしみる。。親孝行というよりは、
もっと色々と母親を喜ばせたかったなと思うのである。