第三百二十一話 | X1号の人生再出発

X1号の人生再出発

バツイチという表現は好きではないので「エックス・ワン →X1」と言おうかなと思います。
離婚後の日常を綴っていこうかなと思います。

ダメ妻日記(第2章)も最終回の予定だったが、想定していた展開通りに
ならなかった。。。
 
金曜の通夜の日、昼飯後、俺がコタツに横になっていたら、ダメ妻が
隣に入ってきた。ダメ妻が告別式の翌日に出かけることに対しての怒りは、
その日まで我慢しようとしていたのだが、ダメ妻が寄り添ってきたので、
俺はダメ妻に本当に出かけるのか聞いた。
 
ダメ妻の答えは、どっちでもいいとのことだった。続いて、行かないほうが
いいなら、行くのをやめるとの答えだった。しかも、どこか不服そうな言い方
だった。もちろん、俺は怒り抑えることはできなかった。以下はその時の
会話の内容である。(言い方は多少異なる。)
 
俺「告別式の翌日に出かけるのは非常識だ。お前は無神経だと思わないのか。
俺や父親や妹が葬儀のことを考えているのに、お前は出かけることを考えている。」
ダメ妻「(俺が)出かけてもいいと言ったから、行くことにした。」
俺「出かけてもいいかと聞かれて、ダメと言えないのがわからかないのか。」
ダメ妻「みんなも出かけていいかと聞いてみればと言っていた。」
俺「みんなって誰だ?言ってみろ。」
 
―みんなと言ったって、どうせダメ妻の姉とか、いてもあと1,2人ぐらいだろう。
 そこでついに俺は、奥の手を出すことにした。―
 
俺「いかにお前が非常識か、Yahooの知恵袋で聞いてみた。お前に見せてやる。
見てみろ。」
ダメ妻「何でそうやって、陥れるようなことするの。本当にイヤだ。」
俺「俺の考えが正しいのかを確認するためだ。ほとんどの人がお前の行動に
否定的だ。」
ダメ妻「もういい。」
 
―ダメ妻は泣きながら、昼飯を作り始める。もちろん、俺はそこで終わらせる
つもりはない。―
 
俺「俺はお前が謝ると思っていた。お前は自分の行動を正当化しているだけだ。
親の通夜の日に、こんな不快な思いさせやがって。最悪だ。」
 
そこで、ようやくダメ妻は「ごめんね。」と謝罪をした。とりあえずは、通夜のある
日にこれ以上は気分を害したくなかったので、俺は受入れたのである。
 
(第322話に続く)