第九十五話 | X1号の人生再出発

X1号の人生再出発

バツイチという表現は好きではないので「エックス・ワン →X1」と言おうかなと思います。
離婚後の日常を綴っていこうかなと思います。

今日は朝からダメ妻が子供たちにボロくそに言われていた。原因はよくわからないが、
ダメ妻は子供たちから何度も「お前」呼ばわりされたり、上の子供が掃除をあまりやらない
ことを言ったら、下の子供が「そんなの掃除のうちに入らない」と言っていた。
 
あまりの子供たちの“猛口撃”に、ついにダメ妻も怒り出し半泣きしていたようにも感じた。
(俺もダメ妻の顔は見たくないので表情は見ていない。)
ダメ妻は朝食の準備をしていたが、皿を乱暴に扱ったり、冷蔵庫を強く閉めていたり
していたので、子供たちはさらに容赦なく、「うるさい」などとボロクソに言っていた。
 
ここまで子供たちに言われる母親も珍しいだろう。ここまでバカにされるのである。
でもダメ妻は身から出た錆で、俺も子供に言わせるだけ言わせておいた。
時折子供の言っていることが面白くて笑いそうになったが・・・。
 
でも子供がボロクソに言っている中でも、よくダメ妻の普段の様子を見ているなと思った。
前にも今日みたいにボロクソに言われたことがあっても、ダメ妻はそれから変わることなく
相変わらずダメ人間なのである。
 
ここまで子供にバカにされると、普通の母親ならショックだろうが、無気力なダメ妻は
別に平気なのだろう。同じ大人として、軽蔑の目でしか見ることができない。