今回は依頼ということもあり、シールドケーブルを作りました。前回も出てきたノイトリック社のプラグを利用します。
用意した部品はこちら
プラグ
・NP2RX-B L型金メッキブラック
・NP2X-B 金メッキブラック
ケーブル
BELDEN #9778
いずれもトモカ電気本店にて購入しました。2014/07/12時点での購入価格です(税込み)
・NP2RX-B 600円
・NP2X-B 580円
・9778 400円/m
ちなみに9778は5mの切り売りです。
工具
・電工ナイフ
・半田こて
・ケーブルストリッパー(2種類)
作業内容的にはカッターナイフと半田こてのみで済ませようとすれば可能です。
NP2X-B
分解は上の通り ノイトリック社のプラグはカバーが後付けなのが特徴的です。(多くのプラグはケーブル側に先に通してあとでねじを回す形です。
確かに挟み込むようなこの方式のほうがしっかりと噛む印象があります。
NP2RX
L型プラグである等製品はこんな感じ。これもやはりカバーは後からつけるというものです。
XもRXも共通しているのがこのパーツ。この右側に移っている部品ですが、
このようにケーブル外啓が6mmを超える時
下のようにカットするべきとのことです。
また、共通してこのパーツは先にはめ込みます。半田付け前に忘れると大変です。
このパーツは必ずしも先に通す必要はない(広げれば後から入れられる)ですが、太いケーブルだと先に入れておくと作業性がよいかもしれません。
というわけでケーブルの加工に入ります。当記事ではストレートプラグ部分の製作まで紹介します。長さ等は現物合わせです。
まず外側をはぎます。シールドされている線に傷をつけたり切断しないように気をつけます(ストリッパーが便利)
その後片一方にシールドを寄せて撚ります
またその中の線も剥いで芯線を出し、
予備ハンダ(ハンダメッキ)をしておきます。この作業の有無でプラグとのはんだ付け時の効率と確実性が変わってきます。
プラグ側
こちらも予備ハンダをしておきます。写真のようにGND側(外側)をちょっと寄せました。
まずはGND側のみをハンダ付けし、
その次に中のHOT側をハンダ付けします。2つ同時にやろうとしたり、後でGNDをつけようとした場合(この形状においては) 作業性が悪くなりショート等のミスも出やすい思います。
先にとおしてあったカバーをかぶせ、
このようにして
片側、完成ですっ。
ということで、今回は購入部品とストレート側のプラグ製作でした。次回はL側の製作等の紹介に入りたいと思います。ではでは。
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