お礼 | 乳癌と戦う妻。夫にできること、そして闘病の現実。

乳癌と戦う妻。夫にできること、そして闘病の現実。

 癌の治療,治癒として、私たち夫婦、家族が行っていること
 闘病生活の中で感じた医療や健康に関する疑問や不安
 癌の闘病生活とはどんなものなのか
 夫からの視点でお話していきます。
 何かお役になれば幸いです。

こんにちは。

たくさんの方からコメント頂き、ありがとうございました。

個々にお返ししたいのですが、ごめんなさい。状況お察しいただけると嬉しいです。




さて、亡くなる前夜2月22日、22時頃は妻は氷を食べていました。


『寒い?』と聞くと首を横に振り、『暑い?』と聞くと首を縦にうなずく。


『氷でも食べる?』と聞くと首を縦にうなずくので、小さい氷を少しづつあげました。最後のほうは水で湿らしたスポンジと氷しか口にしませんでした。


微熱があったこと、呼吸が激しかったことから口が乾いていると思い、定期的にあげてました。


『氷、美味しい?』と聞いたら首を縦にうなずきました。今思うとこれが最後の会話でした。


妻は頻繁に両腕を上げて何かに捕まろうとしてました。『せ~の』と言って起き上がりたかった、帰りたかったのでは、と勝手に思ってます。


その度に、『今は痛みを取ることが先決。ゆっくり休んで体力をつけることが今の仕事だよー。』と言ってなだめました。


そうすると、『そうか~』と言っているみたいに諦めます。それを思い出す度に涙が出てきます。動きたい、帰りたい、それができない。悔しかったんだろうなぁと、思うと。


『いつまでも感傷に浸ってどうするの?』との意見もあるかと思いますが、最後の頃の状況だけは記したく考えてます。


もう少し書いていきたいと思います。



最後までお読み頂き、ありがとうございました。