転移性脳腫瘍 発覚! | 乳癌と戦う妻。夫にできること、そして闘病の現実。

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 癌の治療,治癒として、私たち夫婦、家族が行っていること
 闘病生活の中で感じた医療や健康に関する疑問や不安
 癌の闘病生活とはどんなものなのか
 夫からの視点でお話していきます。
 何かお役になれば幸いです。

【2015年1月中旬の状況】


こんにちは。アキーゴです。


昨日お話ししたように1月2日~7日まで高Ca血症の治療のため、入院していました。


この入院期間中に脳のMRIをとりました。妻が『頭が痛い』ということが多いため、念のためとのことでした。


その結果、タイトルにあるように脳にも転移していることが分かりました。

(ノ_・。)


救いだったのは、腫瘍の大きさがまだ小さいことでした。


妻のように元となる癌が別で、転移により発症した脳腫瘍を転移性脳腫瘍と呼ぶそうです。


転移性脳腫瘍の治療は、

①手術

②放射線

の2つがメインだそうです。


ただ、転移性脳腫瘍の場合、1つ、2つ腫瘍をとっても、別の場所に増殖していく可能性が高いので、手術では対応しきれないそうです。


また、他の部位にも転移しているなら体力的にも厳しく、放射線による治療しか選択肢はない状態です。そのため、放射線治療を1月19日~30日まで計10回、受けてきました。


今回、受けた受けたのは全脳タイプです。脳全体に放射線をあてて、脳内にある癌を全てやっつけようという治療法です(全脳放射線治療)。


一方で、脳腫瘍をピンポイントで狙った放射線治療法もあります(定位放射線治療)。最近はこちらの精度が上がり、治療効果がかなり出てきているそうです。


ただ、妻の場合はいくつもあるため、全脳型を選びました。そして、以前お話ししたように放射線治療は終了しております。

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全脳型の怖いところは、副作用として認知症が発症する危険性があることです。事前の医師の説明では、『電話番号が覚えられなくなったりする程度』とのことでしたが、どうでしょうか。治療後、3~4ケ月で出てくるそうです。ちょっと心配です。


今思うと、定位性放射線で今見えているものだけをやっつけて様子を見ても良かったのではないかなぁと考えています(認知症の危険性を危惧して)。


治療を受けられる方は、お医者さんとよくお話しすることをお勧めします。ただ、お医者さんは患者や家族をなるべく心配させないと思っているところもあるので、ご注意くださいね。



最後までお読み頂き、ありがとうございました。