癌の怖さ。骨への転移① | 乳癌と戦う妻。夫にできること、そして闘病の現実。

乳癌と戦う妻。夫にできること、そして闘病の現実。

 癌の治療,治癒として、私たち夫婦、家族が行っていること
 闘病生活の中で感じた医療や健康に関する疑問や不安
 癌の闘病生活とはどんなものなのか
 夫からの視点でお話していきます。
 何かお役になれば幸いです。

【2014年10月の出来事】


こんにちは。アキーゴです。


プロフィール内にも書かせてもらっていますが、2011年2月に乳癌と分かり、2014年の10月までは、癌だからと言って、容態が悪いということはありませんでした。


確かに、抗がん剤治療やホルモン療法で通院が必要だったり、その副作用で髪が抜けたり、もどしたり、倦怠感に襲われたりはしましたが、治療が終われば、まぁ普通の生活ができていました。パートにも言っていましたし。


それが、2014年10月に一転しました。


前触れは、8月頃からありました。肩こりや腰痛がひどくなってきていたのです。


その頃から、整形外科やマッサージ、カイロなど色々なところに通ったのですが一向によくなることはありませんでした。


運が悪かったのか、9月に癌の定期検査があったのですが、そこでは何ら異常はなかったため(転移していた癌の腫瘍マーカーも変化なし)、腰痛や肩こりは癌とは関係ないと判断していました。


ところが、どこの医者に行っても全然よくならず、9月、10月とむしろ悪くなっていきました。


そして、妻は『痛い~!、痛い~!』の悲鳴ばかりになってきました。(ノ_-。)


そして、10月28日、とうとう痛みで体を動かすことが困難になり、救急車で病院に運ばれることになりました。


病院で検査の結果、医者から

『血液中のCa濃度が異常です。入院が必要です。 腫瘍マーカーも激増しています。Ca濃度が下がり、体力が回復したら抗がん剤治療が必要なレベルです。』と言われました。


聞いたときは『ウソだろ~』状態でした。


腰や肩の痛みは、癌によって、骨が溶けるときの痛みだったそうです。ネットで調べたところ、その痛みとは、大人の男でも我慢できず、大声を出すくらいの痛みだそうです。。。


10月頃、自宅で『痛い。痛い。』言う妻に、

『そんなに痛いなら、早く寝ろ~!』と怒鳴ったことがありました。


今思うと、何も分かってあげられず、申し訳ない気持でいっぱいです。


また、私は癌の主治医に見てもらったほうが良いと進めていたのですが、妻は癌は関係無いと言い、拒んでいました。もっと早く強引に連れて行けば、早い対応ができたのではと後悔しています。


この10月末からの入院以来、妻は痛みや薬の副作用との戦いで、普通の生活ができなくなっています。


長くなってきたので、どんな状況なのかは、また改めてお話ししたいと思います。




では、また。