今日は新潟市はりゅーとぴあで行われた落語の催しに行ってきました。
チケットはすでに元日に確保しておいたわけですが。

この催し、りゅーとぴあの中の2会場(ホールと能楽堂)で行われ、参加される噺家も
聴く方も行ったり来たりすることができるという画期的な試みでした。
ついでに言えば参加芸人が6人でだいたい4時間だから…普通の寄席、この前鈴本行ったとき
のように15分なんてレベルじゃなく1人40分近い持ち時間になるからこれはミッチリと
落語が楽しめるはず!!とワクワクしていたのは事実です。

ちなみに参加アーティスト(?)は

・柳家喬太郎
・林家彦いち
・立川談笑
・桃月庵白酒
・林家二楽(紙切り)
・三遊亭白鳥

という面々。最初のうちに聴きたいものを…ということで能楽堂に行って
喬太郎師匠の落語を聴こう!と思い、そのままずっと能楽堂に居座りました。4時間。

なんというか、今までは鈴本演芸場とかいわゆるステージの落語だったけど
今回は能楽堂なのでなんかちょっと雰囲気が違って…こういうのは新鮮でした。

で、13時から落語開演。トップが喬太郎師匠で、鈴本の時は15分というのもあって
軽く終わってしまったから今回はどうなるか?と思ったらがっつりと「たらちね」でした。
あぁ聞いたことのある古典もやる人によって全然違って面白いや!と思ったものの
異変はここから始まったとか始まらないとか。

このイベント、芸人6人で2会場持ち回りでして、簡単に言えば同時進行で進んでます。
ホールが終われば能楽堂、あるいはその逆ということで噺家さんもめまぐるしく移動です。
ただ、移動もさりながら話が同時に終わるとは限らないのも事実。

喬太郎師匠が終わったあとも実はホールの方では白鳥師匠が…なんですね。
しかしそれを待つこともなく能楽堂では次の出番である彦いち師匠が落語開始。

ここからがすごかった

ホールの方では白鳥師匠の次は談笑師匠。その談笑師匠は能楽堂の3人目。
白鳥師匠はキッチリと40分で終えました。つまり…談笑師匠が終えて上がってくるまで
ずっと彦いち師匠は能楽堂で話をする必要に迫られたわけで…
本当にすごかったと思います。持ち時間プラスアルファで長く話せたというか
元々のネタの創作落語のあとも時間があった(談笑師匠こない)ので
急遽「初天神」をねじ込んで、談笑師匠が来るやいなやいきなり下げに持ち込んで
強引に終わらせた(同じ下げのパターンを鈴本で見たことがあります)のもキャリアの技かも。

そして談笑師匠がまたすごかった。話自体は聞いたことのあるものですが、
同じ演目でもやる人によって全く違うというのを地で行ってる話でした。
「時そば」なんてかなり聞いているけど、古典を古典とせず、自分の解釈というか
新しい切り口で(もちろん元の世界は損なわず)やっている上ですごく面白い訳で。
これが立川流の根底にあるものなのかな?としったふうに思ってみたり。

ここで約2時間15分。ようやくの中入りですが、確かにこれはやる方も見る方も
パワーがいるなと思った次第です。

で、後半。白酒師匠は一度鈴本で聞いたことがあるのですが、あの時みたいに身内いじり
というか毒舌というかを入れながらも2演目やりきって、そのうち1つはお客のリクエストで
「転宅」をやるくらいでしたから…レパートリーすごいわ、と。

その次に二楽師匠の紙切り。当たり前だけどホント、すごい芸だと思います。
寄席の時もそうだけど基本的にお客のリクエストに応えて切るというスタンス。

「白鳥師匠と白鳥」

って一件ふざけたようなリクエストもきっちりこなすというのがやはり、ですね。

そして能楽堂最後の演者が白鳥師匠。その頃ホールの方はトリが喬太郎師匠だったので
正直向こう行けばよかったかな?とも思ったんですが、まぁ初めてなので
聞いてみようと思ってやっぱりホール行きゃよかったかなと再認識した次第w

気がつけば5時15分。見る方もやる方もすごく疲れたかもしれないですが、
これほどミッチリと落語が聞けるのもそうそうないので貴重な経験でした。
ついでに言えば林家彦いち師匠、またどこかで聞いてみたくなりましたわw