今週待合室で主に流していたのは、アメリカのフォークデュオThe Millk Carton KidsのライブDVDと、イギリスの5人組The Milk and Honey BandのCDでした。

前者はロサンジェルス出身で、活動歴は10年ほど、5枚のCDを出しています。DVDは、「公会堂」規模の会場で白熱色の照明に照らされっぱなしのギタリスト兼歌手(ともにスーツとネクタイ姿)が、喋りを挿みながら淡々とオリジナル曲を披露していくというものですが、アメリカーナというのか、ややカントリー風味の曲の親しみ易さと、ソロをとる片方のギタリストの達者ぶりが非常に印象に残ります。

DVDはネットで偶々出ているのを発見し買い求めたのですが、同じものを広島在のアコギ求道者に差し上げたところ、いたく気に入っていただきました。

後者は1990年代半ばから2010年代初めまで活動が活発だった、ロンドン南部出身のRobert Whiteなる作曲家・歌手・マルチ楽器奏者の実質ソロプロジェクトですが、あまりメジャーなレコーディング契約には恵まれなくて、現在は休止中のもようです。

唯一、2004年に日本盤が出たCD、その名も”The Secret Life of M.H.B.”が代表作ですが、入っている18曲がどれもひねりのあるメロディを持ったポップ音楽の極致で、例えて言えば、子供の頃にいつも噛まずに口の中で長時間転がしていた風船ガムの味のようです。

両方とも、海外盤で簡単に手に入りますので、是非試してみて下さい。

(12/13(金曜日だ)/2019)