化学療法が終わって1年6か月目の外来に行ってきました。


化学療法が終了して1年6か月目ということは・・・

多くの皆さんがそうであるように病気が発覚してちょうど2年たつころです。


嫌がおうにも、

初めて感じた身体の異変とか、

最初にエコーに移った怪しげな影を見つけてくれたドクターの表情とか、

初めてうけたMRI

初めてもらった紹介状、紹介先の医師・・・・


見るもの聞くものはじめてで、「がん」という他人事が自分の身に降りかかってきたときのことを思い出します。


でも、しっかりと時間が過ぎて言ってくれていることも事実です。

術後2年の経過ももう目前です。



今回は、「何か気になることはありませんか?」という主治医の問いに


「なんだか病気がわかった時みたいに、尿意が近くなっている気がすることくらいです・・・」

と相談してみました。


病気発覚当時、たぶん腫れた卵巣が膀胱を圧迫していたのでしょう。

いわゆる尿漏れのような症状に悩まされていたのですが、術後はすっきりなくなりました。



今回、先生はちょっと曇った表情をして、内診してみてみますね。とおっしゃり内診。


腹水などがあっても同じような症状がある場合があるとのことですが、

エコーで見る限りは特に腹水や、触れるものなどはなさそうとのことでした。


気温が低くなって、汗をかかなくなったからかな・・・・

きっと代謝が悪くなって、トイレが頻回になっているのかもしれません。


デスクワークで、PCを相手に、お茶だの珈琲だの飲みながら、たいした運動もせずに日に過ごしているから、

気になるだけなのかもね。


内診後はいつものとおり、腫瘍マーカー用の採血を一本とって、結果は次回。です。





実は、一緒に入院時代を過ごしていた、大切な闘病仲間と連絡がとれなくなっています。

体調が思わしくないという連絡をご主人からいただいたのを最後に、

ご主人もご本人も携帯を解約され、こちらから連絡を取れなくなっているのです。


私の手術前、「手術が終わったら一緒に、廊下歩いてあげる。病気は悔しいけど、一緒にがんばろう!」と

ほんとにほんとに私を励ましてくれたとても大切な存在です。


お孫さんが生まれ、家を建て替えて、これから楽しく過ごされているはずです。


病院へ行くたびに、主治医が同じだったので、たずねようかと思うのですが、

当然守秘義務のこともあり、聞けないだろうという思いもあり、

聞けずに数か月がたっています。


ばったり、外来の待合室でお会いできることを本当に願って、願って過ごしています。


外来のたび、きょろきょろ。

ドクターは無理でも、親しかった看護士さんに尋ねてみようか。と思う一方、

聞かずにいたいという自分もいます。