フランスFR3「フクシマ・地球規模の汚染へ」/ドイツNDR「真実を取材する…おしどりマコ」 | Down to the river......

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NHK の会長と経営委員の多くは ABE 首相の〝オトモダチ〟で占められているのは、海外メディアすら報道しているので、「周知の事実」のはずです。

では民放はと言えば、読売新聞のナベツネはもとより、フジ・テレビの日枝会長も彼の〝オトモダチ〟と言われています。

そこにきて、最近 ABE の甥がフジ・テレビに入社することが判明しました。

そして矢継ぎ早に、ABE 首相自身が3月21日の『笑っていいとも』に出演するという暴挙が起こりました。

消費税増税が目前です。

内閣支持率が低下すると予測されている中で、支持率維持を狙ってのイメージ戦略と思われる今回の異例のバラエティー番組の出演に対して、多くの日本人が静観しているのが不思議です。

政治権力からの独立性」という近代国家における放送局の必須要件を放棄する姿勢に、フジ・テレビも「政府のプロパガンダ専門の放送局」に成り下がったと受け止められても仕方がないでしょう。

日本人はどう感じるかは別にして、海外メディアは、最近の日本のメディアの傾向からみて、そう受け止めるでしょうね。

この事実に対して異議の声を上げない日本人は、「国際感覚がない」とか「人権意識が低い」と国際社会から見られることでしょう。

もはや、日本は一流国から「三流国」へと格下げられようとしているのです。

情けないと言うか、恥知らずのように感じます。

国家権力によって「言論(放送)の自由」が奪われたのも等しいのですから……。





前回のエントリー」で、ドイツを訪問した「おしどりマコ・ケン」さんの厚待遇について言及しました。

思った以上にドイツでの反応が良いみたいで、前回更新後に「ドイツNDR局」で放送された動画が日本語字幕付きでアップロードされました。

海外、特に欧米メディアが日本(における言論の自由)について「どう感じているのか」、それが良く分かる内容なのでご紹介します。




ドイツNDR「真実を取材するコメディアン・おしどりマコ」






これほど自由がないとは誰も思わなかった国へ、マコさんは帰国する。






「これほど自由がないとは誰も思わなかった国」——。

これが ABE 首相が率いる現在の日本の姿として、欧米の外国人の目に映っている偽らざる印象なのでしょう。

国内と国外とのギャップの驚異的な開きに、日本人は気付いていないのでしょうか?

やはり「見たいものしか見ない、見たくないものは見ない」身勝手さが、日本人の間に蔓延しているのでしょうか?





日本人たちよ、私たちよ、これでいいのだろうか?

これでいいのだろうか?


—— 大 島   渚







これは別にドイツのみの特別な反応ではありません。

前回のエントリー」では、ドイツの公共放送「ZDF (第2ドイツテレビ)」局が制作したフクシマ(福島第一原発事故)のドキュメンタリー番組「フクシマの嘘 (Die Fukushima-Lüge)〈43分版〉」他をご紹介しましたが、フクシマ(福島第一原発事故)から3年が経って風化してきた日本とは反対に、欧米、特に欧州メディアの関心は更に高まっているように思えます。

フランスFR3局」が3周年を節目として制作した「フクシマ・地球規模の汚染へ」が日本語字幕付きでアップロードされたのでご紹介します。

当然のことながら、フクシマ(福島第一原発事故)は世界的な大事故です。

汚染水の海への流出が止まらない現在、その影響は地球規模で着実に広がります。

日本一国だけの問題ではないのです。

3年も経ったから、地球の反対側へも深刻な放射能汚染の影響が出てきても不思議ではない——と欧州のメディアが心配になるのもある意味当然の反応でしょう。

海外の人がどう見るのだろうか?——そういう視点で考えられないのも日本人の「国際感覚のなさ」なのかもしれません。

とにかく、情報操作(メディア・コントロール)された日本では放送できない「調査報道」なので必見です。



【文字起こし】

◆ 放射能メモフランスFR3「フクシマ・地球規模の汚染へ」 和訳全文






フランスFR3テレビ「フクシマ・地球規模の汚染へ」






原発大国、原発推進国の筆頭のフランスでさえこのような報道が出来るのですから、日本はやはり「三流国」なんでしょうね……(x_x;)。