山本太郎——無関心と、現代国家の役割の問い直し/「電力票」が動くかも!? | Down to the river......

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写真・音楽等の趣味や、日々の雑感、または個人的な備忘録……

先週、広告写真家であり、写真会社の社長でもある「伏見行介」さんのブログに、「山本太郎」さんのことだと判る内容の記事が掲載されました。





いつもは、ポップコーンのギャレットの行列ができる場所が何やら騒がしい・・・
野次馬心で、事務所に来ていたMASHのフォトグラファー池嶋と行ってみると、参議院議員に東京地方区の原発反対俳優候補。
「写真や動画をツイッターやYoutubeでどんどん流してください」との事。ネット選挙のルール、いまいちわかりません。

街頭演説を聴きました。
主張の内容はともかくとして、演説は下手くそ。俳優は台詞を覚えて表現するのは上手いのかもしれませんが、自分で考えて喋るのは上手くないのかも・・・ 
20分近く聞いていたけど、同じ事をオウム返しで喋るだけ・・・ 通行人や傍観者を振り向かせる「キャッチ」が無いのです。演説開始15分すぎから、帰る人もちらほら・・・
私達が去ってからも、しばらく演説をしていました。たぶん、1回の街頭演説を30分と決めているのでしょう。
選挙期間もあと1週間と少し、がんばってください。






「演説開始15分すぎから、帰る人もちらほら・・・」というではありませんか。

しかも演説は「下手」ではなく「下手くそ」……。

そんなに彼の演説が退屈だったのでしょうか?

僕はこれまで1年以上、ことあるごとに何度か彼のスピーチを「生で」聞いて来たのですが、伏見さんの感想は意外なものでした。

勿論同時に、既成政党の政治家のスピーチも「生で」何度か聞いて来ましたが、「立て板に水」のような話し方は逆にスピーチ原稿を読んでいるような、「心がこもっていない」味気ない印象も感じていました。

山本太郎さんのスピーチは決して上手いとは言えませんが、自分が思っていることを何とか素直に表現しようとする誠実さを感じられ、心のこもったものだといつも感心して来たのですが……。



時を同じくして、東京選挙区の選挙情勢の情報もいくつか入って来ました。

それらで共通している点は「自民2人と公明の3人は当選確実」、「残りの2議席を民主、共産、山本太郎の3人が争っている」というものでした。

選挙に勝つには組織」というのは今や常識……だそうです(^^;。

組織を持たず、ボランティア——悪く言えば「ド素人」集団——の力に頼るしかない山本太郎陣営が3人の中で「一番不利」なのは明白です。

それが、街頭演説でも有権者の心をつかめないとなると、これは致命的です。

もしそうだと仮定したら、このままだと4割以上が棄権した昨年の総選挙の結果の「繰り返し」です。

やはり最大のポイントは、政治や選挙に「無関心」で選挙に行かない有権者の心をどのように惹き付けられるか、にあるのでしょう。





まずは、山本太郎さんがどうして立候補したのか、政治の世界で何をやりたいのか——それが有権者に周知されているのでしょうか?

今回はネット選挙解禁ということで、アピール(プロモーション)動画が公開されているので確認してみましょう。




山本太郎 プロモーション映像






彼が言っていることは、ごく普通の一般人が感じていること「そのまま」だと思います。

ただ残念なのは、彼に興味を持たない人へは、彼の主張が届かないことです。

昨年の総選挙では「戦後最低の投票率」で4割以上の有権者が棄権しました。

「政治に興味がない」とか「投票したい政党・候補者がいない」とかの理由からでした。

この理由(の妥当性)が、未だに僕は理解できません。

3.11 の大震災・原発事故後の最初の国政選挙ですよ!

義援金を寄付した人たち、チャリティー、ボランティア活動に参加した人たちは、2年足らずでその志を失くしてしまったのでしょうか?

「政治に興味がない」……「投票したい政党・候補者がいない」……?

今も約30万人もいる震災・原発事故避難者のために「自分の1票を使う」という気持ち(選択)にはなれなかったのでしょうか?

何が「日本はひとつ」だよ、何が「絆」だよ——って思いませんか?

色々屁理屈を繕っていますが、要は自分の「目に見えない」人たち(同胞)に対して、日本人は単に「無関心」になってしまっただけではないでしょうか?

いくら考えても、僕にはそうとしか思えないのです……。

そしてその「無関心」の正反対の対極にいるのが、山本太郎さんだと思います——「みんなと生きのびたい」。

昨年の総選挙から未だ「半年余り」、また日本人は「無関心」(棄権)を選択するのでしょうか?





国が被害にあった人たちを全てバックアップするのは当然」と山本太郎さんは主張しています。

しかし今「国から切り捨てられている人々がいる」、と彼は大きな問題提起をしています。

確かに、個人がどれだけ「切り捨てられた人々」を支援しても、そこには自ずと「限界」があります。

それをなし得るのは、個人ではなく「国家」レベルの領域の問題です。



国民との関係で「国家の本来の役割とは何なのか?」——を考えさせられる問題が、今世界で起こっています。

今回の参議院選挙とは直接関係ないのかもしれませんが、「国家のあり方の未来」を考える意味では重要かつ本質的な論点だと思います。

茂木健一郎」さんが、例として『リヴァイアサン (Leviathan)』を絡めながら、現在進行形の世界的問題の本質を解説しています。




スノーデンさんの事件と国家の未来






山本太郎さんがこのこと(現代における〝国家のあり方〟をめぐる本質的な議論)を自覚しているとは到底思えませんが(^^;、結果的には図らずも彼が「国家の将来のヴィジョン」の核心を突いてしまっている——ように僕には思えます。





話は最初に戻りますが、山本太郎さんの演説は本当に「下手クソ」なのか?

僕の投票行動の判断材料にもなるので、連休中に彼の街頭演説に行ってみました。

それと、周りの人たちの反応も、是非この目で見てみたかった……。

勿論、資料として動画も撮って来たので、以下にご紹介します(^^ゞ。




【山本太郎】2013.7.13 北千住駅西口:街頭演説 - 1/2






おっ、思っていた以上に多くの道行く人たちが足を止めて、彼の演説を聞いているではありませんか。

既成政党のように、組織動員して集められた人たちではないのです。

感触としては「決して悪くはない」ように感じました。

但し、この人たちの何割が、実際に彼に投票するのかは未知数ですが……(^^;。




【山本太郎】2013.7.13 北千住駅西口:聴衆との握手&メディアの取材 - 2/2






1回だけでは判断できないと感じたので、次の演説場所にも行ってみました。




【山本太郎】2013.7.13 亀有駅南口:街頭演説 - 1/2






前の場所と比べて人通りが少なかったためか、集まった人数は少なかったようです。




【山本太郎】2013.7.13 亀有駅南口:聴衆との握手 - 2/2





集まった人数が少なめとは言え、聴衆の反応は決して悪くはなかったと思います。




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連休中だったので、その後も連日街頭演説に行って来たのですが、僕の知人が山本太郎さんの演説を一度聞いてみたいというので、その時の15日の演説の動画もご紹介します。

僕の感触では、日に日に集まって来る人たちの反応が良くなって来ているように感じました。




【山本太郎】2013.7.15 秋葉原駅電気街口:街頭演説






この時(↑)は、たまたま居合わせた他の立候補者(マタヨシ某)から妨害がありましたが、難なくやり過ごしました。

政治に無関心な若者たちが多いというイメージの秋葉原ですが、ここでも僕が思っている以上の多くの人たち——30~40代が中心——が集まっていました。




【山本太郎】2013.7.15 秋葉原駅電気街口:握手&2ショット撮影






知人と一緒だったので、どこかでお茶しようと思ったのですが、次の街頭演説の場所が有楽町だったので、そこまで移動してみてもう一度見ようということになりました。

有楽町では写真を中心に撮っていたので、動画は街頭演説の最後の部分だけでした。

最後に「おまけ」として、その動画をご紹介します。

人通りが多い場所だったせいか、次第に演説に足を止める人が増えてきました。

決して、山本太郎さんに対する有権者の関心が低いわけではないようです。




【山本太郎】2013.7.15 有楽町駅中央口:街頭演説(最後の部分のみ)






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付記みたいになりますが、「選挙は組織」と上述しました。

投票日直前になって、「組織票(電力票)が大きく動くかもしれない」との警鐘があるので、東京都民には是非この情報(可能性)を知った上で、自らの投票行動を決めてもらいたいと思います。




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