"Everybody's Gotta Learn Sometime" - Beck | Down to the river......

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写真・音楽等の趣味や、日々の雑感、または個人的な備忘録……

寒い……。

故筑紫哲也さんは、今の日本の気候を「春夏秋冬」ではなく「夏夏冬冬」と表現して警鐘されましたが、正にそんな感じです。
気温の高低差が激しすぎる。春と秋の穏やかな情緒が失われてしまっている……(>_<)。



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前回の「追記」部分の補足——。

僕の複雑な心境の部分は、古典落語の「粗忽長屋」のオチ(サゲ)の部分とダブらせて書いています。

それは、浅草寺で行き倒れて死んでいる男を、その当の本人が引き取りに行く話で(@_@)、オチ(サゲ)は次の通りです。

「抱かれてんのは確かに俺なんだが……抱いている俺は、一体(いってぇ)誰だろう?」

落語独特のナンセンスでシュールな笑いですが、静止画(写真)を撮っているからといって、目の前の動いているものが動画の「コマ送り」のように見えている訳ではありません(^^ゞ。

よくよく考えると、写真撮影とはとても奇妙で不思議な作業だなあ、と感じたので、「粗忽長屋」のナンセンスかつシュールさと同じ様な思いになりました。

変に分り難かったかもしれないので、ここに補足させて頂きますm(_ _)m。



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思うところがあって、ある登録リストから「ある方」を削除しました。

その「ある方」はここを見ているかもしれないので、理由を書かせて頂きます。

その方はリアルでお付き合いのある人なのですが、たまにしかお会いしなく、次回お会い出来るのはいつか分らないので、ご本人の意向を確認せずに削除させて頂きました。

本来ならばメール等で事前に確認するのが僕なりの信条なのですが、嘘は嫌いなので、やはり直接会って相手の反応を確認したかったのと、下手すると1、2ヶ月先にならないと会わない可能性があり、それまで待てないので決断しました。

なぜ急いでいるのかといえば、その方の不審な行動に対して、僕の心配している事態が既に起こってしまっているからです。

それも、僕の心配している事態の「第一弾」にすぎないのですY(>_<、)Y。

今回の処置は、僕にとって「最悪の事態」に発展しないための防衛策の1つです。

以前(1年くらい前)、ある読者の方から「実際の僕がどんな人間(人柄)なのか」知りたい、とのコメントを頂いたことがあったと思います。

自分で自分の事を語るのは気恥ずかしいですし(^^;、どうしても美化してしまうので、そのお答えをしませんでした。

それに、幾分プライベートな部分(個人情報等)に触れなければならないので……。

次の僕の信条が、その答えの一部分となるかもしれないので、あえて書かせてもらいます。

「人の気持ちを理解出来ない」人は、決して嫌いではありません。

かく言う自分も「理解出来ない」人に分類されるかも、という自覚を持っているからです。

人は常に失敗をする生き物なので、他人に偉そうな倫理観を押し付けないようにしています。

それに対し、「人の気持ちを理解しようとしない」人は、はっきり言って嫌いです。

嫌いというか、こちらから積極的に付き合いたくないです(^^;。

その削除したお方は、どうやら「理解しようとしない」人のようにお見受けしました。

僕の話していることや態度・行動を見ているのに、僕の(基本的な)ことを理解していないからです。

僕(および周り)のことを気にしていれば、不審な行動をとらなかったと思うのですが……(苦笑)。

この信条というか思いは、若い頃に出会った「山本周五郎」の次の言葉が影響しています。


「人間の真価は、その人が死んだとき、なにを為したかで決まるのではなく、彼が生きていたとき、なにを為そうとしたかである」


正確には、この言葉は周五郎が崇拝していたイギリスの詩人ロバート・ブラウニングの言葉みたいなのですが、彼の書く小説の生涯のテーマとして有名です。

つまり結果よりプロセス(意志)が重要だ、と言うことです。

元来小説の魅力は結末より、どう物語が「展開」するかにある訳で、これは周五郎の小説家としての矜持でもあるのでしょう。

「大江健三郎」の「何を語るかより、どう語るかの方が重要」という発言とも似ていますね。

僕自身、生来の「怠け者」なので、この言葉通りに実践しているかといえば、とても自信を持てないのですが(^^;、人が関係する問題で何かを決断する時の参考にはしています(^^ゞ。




知ってるつもり?!「山本周五郎」 6/6





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上記のことと少し関係する部分もあるので、最近のエントリーで「ひっそり」とご紹介した、「ベック (Beck)」の「Everybody's Gotta Learn Sometime」を、独立したエントリーとして再度掲載します。

1つ気になっていた部分もありましたので……。

タイトルを不用意に「誰もがいつかは学ばなくてはいけない」と訳してしまいました_| ̄|○。

日本語の「学ぶ」という概念は、英語の「study」が相応しいのではないかと感じていたので、調べてみると、「learn」には「知る、自覚する、悟る」という意味もあるのが判りました。

そこで、歌詞の全体の流れから、次のように訂正します。

誰もがいつかは気がつかなければいけない

これだと、この曲が使われた映画『エターナル・サンシャイン (Eternal Sunshine of the Spotless Mind)』のテーマとの関連性も強まります。

誰もがいつかは「愛することとは何か」に気がつかなければいけない——といった風に。


Change your heart
Look around you
Change your heart
It will astound you

I need your lovin' like the sunshine
Everybody's gotta learn sometime
Everybody's gotta learn sometime
Everybody's gotta learn sometime, mmm




Beck - Everybody's Gotta Learn Sometime