写真の画面表示の注意;Photoshop 20周年(涼木りらんさん) | Down to the river......

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写真・音楽等の趣味や、日々の雑感、または個人的な備忘録……

「メッセージボード」の記述内容を変更しました。

以前から、エントリー更新後のブラウザ(Safari)での確認で、写真の画面表示がサーバーにアップロードする前のものと、少し何かが違う違和感を感じていました。

で、ブログから自分の写真をダウンロードして確認したところ、ファイルに埋め込んでおいた「ICC カラー・プロファイル」が消えていました(>_<)。

おそらくサーバーにアップロードする際メタ・データの類いは全て消去されるのかもしれません。

それが「アメブロの仕様」なのでしょう。

しかし、カラー・マネジメントは「埋め込みプロファイル」を参照することによって成り立つシステムなので、消去されると機能不全となります_| ̄|○。

僕の写真は「sRGB」カラー・スペースに変換してアップしているので、現状でより正確な画面表示にするためには、ブラウザを「Firefox」にしてカラー・マネジメント機能を設定変更する必要があります。

僕が使っているモニターは「sRGB」とほぼ同じの色域なので、今まではプロファイルが消去されていても画面表示に違いは見られなかったのでしょう。

しかし、経年劣化でモニターの色域がズレて来たので、最近画面表示の違いが目についてきたのだと思います。


$Down to the river......-ガモット左は今現在の僕のモニターのガモット(色域)です。

背後の白く透明な部分が「sRGB」のガモット(色域)であり、そのズレを比較出来るようになっています。

緑と青の方向にズレているのが分かると思います。

これでも、一般的な安価なモニターに比べるとかなり優秀な部類に入ると思います。
今でも「名機」としてプロ写真家が賞賛しているモニターですから(^^;。


カラー・マネジメントが機能しないことは、このガモット(色域)のズレがそのままダイレクトに画面表示の違いに表れてくることを意味します。

次の画像は、僕の環境でのブラウザ(Safari)と、カラー・マネジメントが機能している画像ソフトとの表示の比較を示したものです。




クリックして実寸表示で確認して下さい。

$Down to the river......-ColorManagement



左がカラー・マネジメントが機能していないブラウザ上の画面表示で、右がカラー・マネジメントが機能している画像ソフトでの画面表示です。

肌と唇の色が違うのが分かると思います。

「明るさ」も違っていて、髪の毛の黒い部分が「黒つぶれ」しています。

写真を趣味としていない人にとっては、些細な違いだと思われるかもしれませんが、画像調整している本人にとっては「犬と猫」ほどの違いなんです……(^▽^;)。

閲覧者の使っているモニターも様々なので、ネット上で完璧に画像の表示具合を揃えることは不可能ですが、何もしないよりもかなりマシだと思うので、出来るだけメッセージボードに記載した環境で閲覧してもらいたいというのが、画像作成者の本心です<(_ _)>。



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「アドビ社」から画像ソフトの定番「Photoshop」が 20周年を迎えたことのお知らせメールが届きました。


Adobe - Adobe Photoshop 20th Anniversary


前にも書きましたが、最近は出来るだけ「Photoshop」を使わないように心がけていました。

ブログに載せる写真には、そこまでの高機能は必要ないだろうとの思いもあったからです。

画像を編集するのに複数のソフトを使うのは面倒ですからね(^^;。

それでも、撮影時の露出の失敗等の場合は「Photoshop」を使った方が良いことは、前々から認識していました。

今回「Photoshop」の 20周年を知って、以前ブログに載せてその出来の悪さが気になっていた写真を思い出しました(^^ゞ。

その時も「Photoshop」を使ったのですが、いつもの怠け癖からか8ビットの JPEG 画像を使って補正したので、結果が悪いのも当然なんですが……(>_<)。

それが次の「東京オートサロン」での「涼木りらん」さんの写真です。




$Down to the river......-lilan_TAS2010_01




今見ても酷いですね(笑)。

この時は写真の点数も多かったので、後で気が付いても「見て見ぬ」フリをしました……_| ̄|○。

これでは撮らせて頂いた彼女に対して失礼極まりないですね(^^;。

今回リベンジとして、画像処理の基本(鉄則)に立ち返り、Raw ファイルから16ビットのまま最後まで処理しました。

撮ったまんまの元画像は、以前のエントリーに掲載してあるので、気になる方は探してみて下さい。




$Down to the river......-lilan_TAS2010_01-Revision




写真は階調」と言いますが、同じ写真とは思えませんね……(笑)。

肌と髪の毛の質感が全然違います。

16ビットの階調のすごさと、丁寧な処理作業の必要性を再確認しました(^^;。

今回は「Photoshop」でレイヤーを10枚くらい重ねております。


再度繰り返しますが、メッセージボードに記載した環境で確認して頂けたら幸いです<(_ _)>。



……ところで「涼木りらん」さんですが、最初の比較の写真の人と「同一人物」だとは思えない写真の写りをしている、と僕は感じています(^^ゞ。

怪人20面相の孫ではないと思いますが(『金田一少年』に引っ掛けています w)、とても不思議な——それだからこそ魅力的な——モデルさんです(^▽^;)。