コンテスト審査に想う | Down to the river......

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写真・音楽等の趣味や、日々の雑感、または個人的な備忘録……

このブログからもリンクさせて頂いてますが、プロ写真家の伏見行介先生のブログに又コンテストの応募写真について(特に色再現性)書かれているので紹介します。
勿論自戒の念を込めてです。

コンテスト審査に想う。

印象的な言葉を一部引用します。
「結論、『上手い人は上手い』です」
「複数の審査員で審査する場合でも、審査員が選ぶ上手い人のグループは一致します。また反対に、下手な人達も同じです」
「問題は、上でも、下でもない中間の人達です」
「そのなかでも、一番目につくのが『色』です。デジタルで撮影したら、写真屋さんにあるセルフプリンターで一度プリントしてみたらどうでしょう。ある種の色の指標がわかると想います」
「デジタルでも、フイルムでも、写真の基本は『正しい露出とピントが合っている。』事です」
「いい加減に写して、後の画像処理でどうにかしようとおもっていたら大間違いです」

偉そうな事は言えませんが、上記の事はフイルム(銀塩)時代を経験していない、デジタル世代によく見られることだと感じています。

以前紹介したアンリ・カルティエ=ブレッソンの時代では、現在の様にカメラがオート化されていないのにも関わらず、「決定的瞬間」を捉えているのです。

オート化されて(便利になって)失った物の価値を再認識すべき助言かと僕は思います。