2016年2月21日(日)
早岐から西海橋方面へのバスは平日3本(画像の休日ダイヤに加えて夕方の1本)、土休日は朝の2本しかない。今日は日曜だから午前7時25分の最終バスで西海橋まで向かおう。
164.西肥バス(東部)
西海橋コラソンホテル行
佐世保22か1198
早岐駅前→西海橋東口(570円)
7時25分〜7時49分
一人しか乗せずにやってきたバスは入れ替わり客が降りて自分だけになる。重尾というすぐ近くのバス停が始発のはずだ。
早岐田子の浦を過ぎたあたりで中学生など10人くらい乗せる。平日ならもっと混むのかもしれない。バスは川に沿って進む。中学前でほとんどの中学生を降ろすと海の見える丘を進む。朝日が眩しい。
西海橋東口では自分と高校生くらいのお客さん二人と全員が降りた。近くに運動公園があるようなので部活の練習だろう。
(なお西海橋へは早岐よりも佐世保駅方面からの方が多数運行されている。日曜ダイヤで佐世保駅方面からの初発が遅いため、早岐からの便を利用することにした)
西海橋東口-Saikai Bridge East-(長崎県佐世保市)
佐世保市から西海市へ乗り継ぐ場合、西海橋の佐世保市側の東口か、西海市側の西口で乗継となる。西肥バスは西海橋を渡らないコラソンホテル行がほとんどなので、多くの場合はここ東口での乗換だ。連絡はしていないものの極端に本数が少ないわけではないので乗継は容易だ。
西海橋-Saikai Bridge-(長崎県佐世保市西海市境)
1955年竣工。当時世界3番目のアーチ橋として完成した。
周辺は西海橋公園となっており、袂から美しい橋梁を眺めることができる。
もともと西海橋は有料道路として設計されているので歩道はない。また路肩にも十分な広さがないので徒歩横断は危険だ。一方、隣の新西海橋には道路の下に遊歩道が設置されている。一部地面がガラス張りで下が見えるようになっていて運が良ければ渦潮を見ることができるそうだ。
朝早く到着したのですべて独り占めすることができた。圧倒的な存在を前にして一人というのは少し心細かったけれど、、、
2006年竣工。
165.さいかい交通
樫の浦行
佐世保200か227
西海橋東口→板の浦(860円)
8時34分〜9時57分
大串行きというバスで行くとまっすぐ長崎市内へ抜けられるがせっかくなので西彼半島の西を行こう。運転手さんにそのことを伝えると「でもこのバスだとかなり 遠かとよ」と言う。だがこのバスなかなか面白い路線だった。バスはいちいち小道に入って漁師町に寄る。横瀬桟橋や面高といったところでは狭隘路の先に回転 場があって方向転換して折り返す。
そこからもいくつかの狭隘路を経由してさいかい交通の本社がある板の浦に到着した。
板の浦-Itanoura-(長崎県西海市)
166.さいかい交通
桜の里バスターミナル行
佐世保200か372
板の浦→桜の里バスターミナル(660円)
10時00分〜10時50分
前のバスに接続していたようですぐに出庫して発車する。さっきのバスの終点の樫の浦は西海市役所の最寄りで市の中心部のようでたくさんの乗車がある。ここからは乗客はほとんど増えていく一方だった。
道はアップダウンを繰り返しながら時折海が見えたり高い橋を渡る。そして最後の方に一箇所だけ狭い道を通って集落を寄った。
しばらく進むと丘の上に白い建物が見えてきた。長崎バスの営業を併設する桜の里バスターミナルに到着だ。
桜の里バスターミナル-Sakuranosato Bus Terminal-(長崎県長崎市)
167.長崎自動車(時津)
琴海ニュータウン経由長崎新地バスターミナル行
長崎22か2900
桜の里バスターミナル→長崎駅前(610円)
10時57分〜12時02(10)分
前のバスに接続した長崎新地ターミナル行きもあったが接続を待たずに行ってしまっていた。すぐ後にやって来たこのバスに乗ったのは自分の他は一人だけ。3分後のバスにも違う経由地の長崎新地ターミナル行きがあるからそれの方が市内へは早く着くのかもしれない。
このバス、海沿いも進むが西海(にしうみ)というところから一度琴海ニュータウンに寄り道する。琴海ニュータウンは丘の上にある新興住宅地で、住宅街を進んだ先の行き止まりにバスの回転場があった。そこで折り返してバスは西海まで戻る。
道が広くなってきて長崎市内に入ったがそこから渋滞気味。次のバスとの乗り継ぎ時間が短いから心配になる。
バスは前を走る短距離線を追い抜きながら進むようになり、長崎市電が見えてくるころにはそこそこ遅れを取り戻していた。約8分の遅れで長崎駅に到着した。
長崎駅県営バスターミナル-Nagasaki Prefectural Bus Terminal-(長崎県長崎市)
168.長崎県央バス(諫早)
諫早・東厚生町行
長崎22か2593
長崎駅前東口→諫早駅前(830円)
12時17分〜13時22分
長崎観光の暇もなく、県営バスの子会社、県央バスで諫早へ向かう。自治体経営のバスに子会社があるなんて驚きだ。諫早行きは高速便は多いけれど一般道経由は 本数が少ない。バスはトップドアの補助席付きで長距離利用にも対応しているが、市内では少し乗り降りが大変そうだ。バスは主にバイパスを走る。長崎と諫早 の中間くらいから混み始め、そこそこといったところで諫早駅県営バスターミナルに到着した。
諫早駅県営バスターミナル-Isahaya Prefectural Bus Terminal-(長崎県諫早市)
169.島原鉄道
小浜経由大屋行
長崎200か276
諫早駅前→口之津(1600円)
14時10分〜15時47分
立派な県営バスターミナルから発車する。幹線道路を淡々と走り、途中までは島原鉄道の鉄道線と並走する。途中からは鉄道が島原半島の東海岸を走るのに対して西海岸を南下する。途中からずっと海沿いだから景色は美しい。
温泉街の小浜は駅舎のあるバス乗り場になっていた。10人くらい地元の人を乗せる。そしていくつものトンネルを抜け海沿いを口之津へ抜けるころには乗客は3人ほどになっていた。
口之津-Kuchinotsu-(長崎県南島原市)
フェリー乗り場とバスの車庫が向かい合っている。フェリー乗船券発券所は津軽の大間フェリーに比べて簡素な造りだが、バスの切符も発券するなどバスセンターも兼ねている。
実はさっきのバスに忘れ物をしてしまったのだけれどバスが大屋から回送されて戻ってきてくれたので取り戻すことができた。島鉄に感謝。
170.島鉄フェリー
鬼池港行
フェリー天草Ⅰ
口之津港→鬼池港(360円)
16時15分〜16時45分
バスで降りた人は少なかったけど車をたくさん詰め込んで出航する。見たところ満車である。30分という短い航海。最初のうちはみんな外の椅子に腰掛けて景色を見ていたけど、寒いので飽きると全員中に入ってしまった。
ちょうど真ん中の地点で島原行きとすれ違う。日も傾き寒くなってきたところで天草の鬼池港が近づいてきた。
みんな着岸前から車へ戻ってしまったので3人だけの徒歩客と一緒に甲板に出て船を降りた。
170.九州産交バス(天草)
本渡バスセンター行
熊本200か424
鬼池港→本渡バスセンター(550円)
17時15分〜17時41分
ちょっと遅れて折り返しの鬼池港行きがやってくる。一人だけ降ろして自分を一人だけ乗せて発車する。フェリーからはそれなりに接続しているが、これは寂しい。
鬼池を出ると小さな車体を活かして小道に入る。なかなかおもしろかったが残念ながら誰も乗ってこなかった。
そこからは本渡までほとんど広い道を走る。天草にこんな広い道があるなんて正直意外だった。バスは市の中心地の本渡バスセンターに到着した。
サンキューパスは今日まで。明日、最後の1日はわくわく1dayパスという券を利用します。