相変わらず帽子を作るのが楽しいので暇をみては作ってます。
いつもは帆布やデニムなど、様々な布を使用して作っているのですが、今回はレザーで作ってみることにしました。
素材ストック箱をごそごそやってると、昔着てた革ジャンをばらした際に出た本革素材がたくさん出て着たので、それで作ってみることにしたのでした。
素材は川になってますが、作り方はいつもの通りで特に変更ありません。
私は普段、アナログな手回しミシンで縫製作業をしているのですが、この手の衣類などに使用されているような柔らかめのレザーは引っかかってしまって縫い進めるのが難しいです。
なので大座面にはマスキングテープを貼って滑りを良くし、ミシンの押さえは樹脂製の滑りの良いものを使っています。
あと、送り歯が金属製のものだと革表面にガリガリと傷がついてしまうので、ゴム製の送り歯に交換して作業しました。ただこのゴム送り歯、入り組んだ箇所や厚みがある場所だとうまく材料を前に送ってくれない場合がありますので、その場合は抑えの圧力を調整したり、素材を手で前に押すようにして送りしながら作業する必要がありますね。
アナログな台座付き手回しミシンだとこれくらいが限界ですねえ。そろそろ腕ミシンが欲しいなあと思っております。
長くなりましたが、以下が製作した帽子です。
いつものように人民帽というか、マリンキャップ的なパターンの帽子を作りました。材料が革になるだけで一気にバイカーキャップ感が強くなりますね。
こっちは茶色の革。
いつものように後ろ側にサイズ調整ベルト付きで作ってます。
こちらは6枚合わせのキャスケット。
サイズ調整ベルト。
つば短め、被り部分も小ぶりにしてこちらもバイカーキャップ感強目にしてあります。
以前この革製帽子製作に挑戦したときは途中で断念したので、なんとか完成させられて良かったです。
やっぱり何やっててもそうですが、作業がビシビシとうまく進んでいくのを感じる時は興奮しますね。だから物作りはやめられません。中毒ですな。
ではまた。