興味のない話 | 芋やんぐの芋日記

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芋市民芋やんぐが超不定期に好き勝手書いています。

俺は食に興味がない…ってほどでもないですが、よっぽどクソまずい食い物じゃない限り空腹時に食べて腹いっぱいになれば「ああ美味しかった」と思えるタチの人間です。

 

故に舌が肥えた、というより大して舌が肥えてもないくせに食い歩きしたり必要以上に食材や製法にこだわってわけのわからん料理を食っては悦に入ってるようなグルメ気取りの人間が嫌いです。

 

だから当然あれがうまかったこれがうまかったなどと聞いてもないのに食自慢されるのが何より嫌いで、そんな話聞いてるくらいなら猫のゲップでも聞いてた方がよっぽど癒されるってもんなのですが、昔知人にいたんですよね、聞いてもないのにそういう話ばっかりしてくるやつが。

 

「この前家で◯〇〇を作って食べたんだけど、もうめちゃくちゃ美味しくて。食ったことないっしょ?もうフワッフワの食感で鼻に抜ける香りもウンタラカンタラベラベラ食ってみたいでしょ?今度お前にも作ってやっからー」

 

みたいな話を普通にしてくるわけです、突然

 

その頃の俺は上京して一年か二年目くらいの頃で、

 

ああ、東京にはスネ夫みたいなこと喋ってくる人間が実在するんだ…

 

と思ったものであります。

 

しかしそんな興味のない話を散々聞かされっぱなしで黙っとくのも癪だし、当時の俺はかなりの潔癖気味で、母親以外の人間が作ったよその家の料理を口にすることが一切できなかったので(今は食べられます)

 

「気持ちはありがたいけど俺、他人が作った食い物気持ち悪くて食えないからそれ食ったら吐くと思うんだよね。だからいらないです

 

とお断りし、その後そいつと口を聞くことはなかったです。今になって思えば若干大人気なかった気もするし、しかし今でも思い出すと少し腹がたつので、まああれくらい言っといてよかったかなとも思います。

 

 

 

 

 

↑興味のない話をされた時に手本にしたいギレンホール兄貴による模範解答。

 

 

 

まあ「この前どこそこでなになに食ったけどすごい美味しかったよ」なんて話をされるのはよくあるし、それくらいの話は俺もすることはあります。

 

しかしこっちが「へえ〜そんなに美味しい食べ物があるんだね。どんな感じだった?食べてみたいな〜」みたいに特に興味も示してないのに事細かに詳細を開設し、挙げ句の果てには自慢してくるやつの精神構造ってのはどうなってんでしょうか。

 

特に高価な料理や美食に一切興味のない俺から見れば、聞いてもないのにそういう話されると狂人にしか思えないのですが…

 

 

ひどいのになると食ってる最中に言い始める人もいますよね。

 

「うーん、これは大した味じゃないな。俺がよく行くあの店のアレの方が絶対うまい」

 

とか。

 

そういえば昔こんなこともありました。ある人に俺が「焼肉なんて炭で焼いてタレ塗って食えば大体美味しいですよ」みたいなことを言ったんですよ。今思えばそんなこと言わなきゃよかったんですが…

 

するとその人は身を乗り出さんばかりの勢いで食い気味に「いや、それは君が本当にうまい肉を食ったことがないからだ。その考絵ははっきり言って間違っている。よしわかった、今度俺が本当にうまい焼き肉を食わせてやる」

 

みたいなことを若干起こり気味に言い出し、実際に連れて言ってくれたことがありました。

 

で、食ってどう思ったかというと、まあいい肉はちょっとは違うような…くらいのものでした。

 

確かにその辺の食い放題の肉よりは美味しいけど、百倍美味しいかというとそこまででもなく、まあ二倍くらいの美味しさだったって感じでした(なんかこういう話バキでオリバがしてなかったっけ)。

 

あともう一つ強く思うのは、そもそもそんな形で食いに連れて行かれたって場の空気的に全然美味しく思えないということです。

 

そして俺はご馳走になるという立場もあり、「うーん、美味しいけど貴方が仰ってたほどびっくりするほどは美味しくないですねえ」みたいなことをはっきり言い、場の空気を悪くしたり険悪なムードにするのは嫌なので(先述したケースでは腹が立った勢いで言ってしまいましたが)、そんな感じで連れて行かれたらもう美味しいと言うしかない気がするんですよね。

 

まあそもそも俺が食にそこまでこだわりがない人間だからってのも大前提としたてあります。決して食べるのが好きな人間を嫌悪しているわけではないですので悪しからず。興味のない話を自慢げに話してきたりする場の空気を読めないような人間が心底嫌だと言うことです。まあそう考えるとこれは食い物の話に限ったことではないですね。

 

俺も気をつけます。あんまり聞かれてもない俺の趣味をベラベラ語ったりしないように。

 

 

いや、なぜこんな話を長々と書いたかと言うと、昨日行きつけの安い町中華にある人と夕飯を食いに行き、とても美味しく楽しい時間を過ごせたので「やっぱり何を食べるかよりも誰と食べるかが一番大事だな」と痛感したからでした。

 

なんか趣旨がずれてるような気がしなくも無いですが、何となく書きたくなったので長文失礼いたしました。あ、ブログだから別に長文でもいいのか。

 

駄文を最後までお読みくださりどうもありがとうございました。

 

 

では。